出版社内容情報
鬼の花をつんではいけないよ。つんだら鬼が来て、子どもをつれていってしまうから……。鬼をよびよせてしまった子どもたちに訪れる「静かな恐怖」を描く、連作短編集。不思議なわらべ歌が、あなたを鬼の遊びへ誘います……。「花輪あみ」「鬼ごっこ」「おままごと」「潮干狩り」「草相撲」「だるまさんが転んだ」の6編を収録。四季を通して全4巻刊行開始!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
85
鬼よぶわらべ歌(春編)色んなところに潜んでいる〈鬼〉言いつけを守らず自分から招いたり、知らぬ間に取り憑かれてたり。紙一重でつかまらなかった子達もいたけど、つかまえられた子達はどうなったのか…。悪夢のような「鬼遊び」だった。2019/07/13
★Masako★
82
★★★✰︎ 「鬼あそび」シリーズ第一弾。春編♪ 行ってはいけない、入ってはいけない、食べてはいけない…わらべ歌と共に伝わる村のしきたりや言い伝え。破った子供のもとには鬼が来る! 心の隙間に入り込もうと狙ってる! 鬼に誘われ惑わされた子供たちを描く6話からなる短編集。ラストにホッとするものもあればそうでないものも。1話1話に挟まれる挿絵が不気味で怖い。児童書だが、深夜に読んだらけっこうゾクリとさせられた。他3作も読んでみたい♪【図書館本】2020/07/03
☆よいこ
52
児童書、鬼が子供をさらう話が5つ。表紙の割にダーク。[花輪あみ][鬼ごっこ][おままごと][潮干狩り][草相撲][だるまさんが転んだ]2019/09/22
ポチ
49
児童書だが、引き込まれて一気に読了。鬼が近くで見ているかも…。2019/06/03
かな
47
図書館の児童書のところにあったのを何気なく借りてきて読んだのですが、とにかく怖かったです。各地に残る迷信等、戒め等を含んだ内容のものもあるとは知っていましたが、この本は各話の終わりが助かりのないものもあり、自分が子供のころこの本を読んでいたとしたらトラウマになっていたのではないかと思いました。2020/10/18