出版社内容情報
桜のこびとたちが、チョウやハチ、ツバメたちと春を喜び、夏を迎えるまでの命の循環を描きます。シャボン玉、紙飛行機、タンポポの綿毛、春風も登場し、ふわりくるりと春を踊ります。かわいらしいイラストとともに展開するリズムある文章は読み聞かせにもぴったりです。
ポップなこびとをモチーフに絵本・広告・テキスタイルデザイン、国内外の個展など幅広いジャンルで活躍する、人気イラストレーター、画家の鬼頭祈による絵本。
著者等紹介
鬼頭祈[キトウイノリ]
1991年、静岡県生まれ。京都造形芸術大学日本画コース卒業。日本画の技法を生かし、こびとやいちごなどをモチーフとした現代的な絵画を制作する。国内外の個展を中心に活動するとともに、広告やアニメコラボグッズなどにも作品を提供している。第190回ザ・チョイス入選(江口寿史氏審査)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
128
鬼頭 祈、初読です。これからの桜の季節に丁度良いゆるーい感じの桜絵本です 🌸🌸🌸 https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=97843382614632025/02/27
Willie the Wildcat
53
花びら、踊る、蝶、蜂、燕、シャボン玉、紙飛行機、たんぽぽの綿毛、小川の桜並木、春風、そして表題♪土にかえる旅立ちでもある。ついつい春、ついつい花びらに目が行くが、季節の移り変わりや周囲の生き物など、自然をもっと楽しまなけないなぁと本著は自省させてくれる。柔らかい色使いで、とても優しさに溢れた絵。開花、待ち遠しいなぁ♪因みに読後に、「文字が無くても良いのではないか」と感じたので、絵だけで再読してみた。うん、桜の思い出を頭に浮かべて楽しめるね!2025/03/09
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。桜の花びらの精が、ふわりくるりと踊る。蝶や蜂も一緒に。優しく、淡い絵とリズミカルな言葉。ラスト、あ、そうなるのね♪ 桜の季節に読みたかったな。 2025/05/17
たくさん
3
桜のふわりさがとても小さなサイズの女の子のようでいろんな生き物やシャボン玉なんかともシンクロして穏やかさがありますね。季節が進んだ際のサクラの雰囲気もいいですね。墨の流れるような風になびくような表現の絵が印象的です。 2025/05/01