内容説明
メールではありません。レターです。手紙。気持ちを言葉にし、言葉を文にして、自分の言いたいこと、思っていることを、あいてにつたえます。人と人とのふれあいは、一通の手紙から…。
著者等紹介
丘修三[オカシュウゾウ]
1941年熊本に生まれる。東京教育大学(現・筑波大学)で障害児教育を学び、東京都の養護学校教師を25年務める。病気退職後、文筆生活に入る。児童文学者協会理事。「子どもの本・九条の会」運営委員
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tan
20
今どきラブレターなんて死語のような気もするけど、携帯を自由に持てない小学生ならアリかな。児童書だし薄いのであっという間に読めました。気になる子が転校していく話はなんとなく甘酸っぱくって懐かしい気持ちになりました。短い話にわかれていて読みやすく小学生にお勧めの本ですが、名前などの表記間違いが多く本を作る側の真剣さが欠けるような感じがして、残念な気持ちになりました。2017/08/07
丘野詩果
9
「この本だいすきの会」佐々木さんより借用。 人を好きになるということはすてきな事。この本の中の6つの物語はラブレターにまつわるお話。小学校高学年の男子と女子が主人公であり、幼い恋心がほほえましい。『魔法の薬』は感動的。父さんが亡くなって小さい弟妹と6年生のぼくを養う為、朝から夜まで働く母さん。ぼくは学校のキャンプにお金がかかる事を心配して申し込みができない。父さんがいないから、母さんは辛い事にひとりで耐えていて、夜中に泣いている。弱気になる母さんを支えているのは父さんが病院のベットで書いた手紙だった。2015/06/03
みー
8
今はなんでも「ライン」で事が足りちゃッている人間関係。簡単だしね~・・。相手の事を考えて、相手の顔を思い出しながら・・一文字一文字、自分の手で書き上げていく手紙。その一文字にドキドキして、何回も書き直して・・そんな溢れんばかりの愛情や不安を文字に込めて書き上げる。懐かしいな~なんて、40代の私は思っちゃうけれども、今の若い子にもこういったキラキラした気持ち、一度は感じてもらいたいな~。そうすれば・・もう少しネット社会との付き合い方、考えられるようにもなるんじゃないかな・・。2015/08/25
波
3
【図書館の本】図書館で学年別オススメの本とされていたのと、『口で歩く』の作家さんだなぁと思い読んだ。どの話も可愛い💕なぁ。バレンタインの頃にオススメ本として図書室に並べたいな。最後の6編目は、ヤングケアラーの子の話としても読める。涙🥲しました。2022/01/11
waraby
3
韓国で翻訳出版されたようです。読後感の良い、心にしみる作品でした。2016/12/20