内容説明
今日はヒックの12歳の誕生日。ところが、トゥースレスのせいで、迷宮のような図書館にしのびこむことになってしまった。侵入者の命を容赦なくうばう冷酷な図書館員、そして恐ろしいドラゴンたちがうろつく恐怖の図書館から、ヒックは無事に脱出することができるのか…。「ヒーローになる最強ドラゴン百科」の特別ふろくつき。
著者等紹介
相良倫子[サガラミチコ]
国際基督教大学教養学部卒業
陶浪亜希[スナミアキ]
1969年東京都生まれ。幼少、中高生時代をアメリカ、ドイツで過ごす。上智大学文学部新聞学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
7
本シリーズの6作目。主人公ヒックの誕生日(2月29日)と年齢(12歳)が判明する。うる年生まれのヒックには、3度目の誕生日となる。しかし、トゥースレスのイタズラで、バイキングにとって大切な本を燃やしてしまう。そこで替わり本を図書館から盗むことを計画する……。図書館だから、といって甘く見てはいけない。この図書館は、いまだかつて誰も本を持ち出すことが出来ない禁断の場所なのだ(ならば、なぜに図書館と称するのか?それは作者にしか分からない)。果たして、このイン・ポッシュブル(不可能)なミッションを成功できるか!!2014/11/12
サラサラココ
6
巻末のドラゴン語辞書まで熟読していた。2021/04/25
アイアイ
6
四年に一度きりのヒックの誕生日、閉鎖された図書館に仲間たちと潜入する。ドリルを持ったドラゴンと毒虫のようなドラゴン、人殺しヘアリー図書館員、身も毛もよだつこわ〜い冒険。保管されてから何百年も誰にも読まれていない本が千ある部屋に天上までびっしりとはロマンがあります。映画ヒクドラのアスティのストームフライがトゥースの初恋相手として登場。キリサキ・マッドも恐ろしい。後半はドラゴン百科にドラゴン語も収録(笑)▷図書館2014/10/10
のんちゃ
3
いままででいちばんすきかも。ヒックの12歳の誕生日はたいへんな一日だったけど、そのぶんいちばん素敵な誕生日プレゼントを勝ち取ったんじゃないでしょうか。すきに本を読めるって、しあわせなこと。こどもは巻末のドラゴン語辞書に大笑い。2021/05/05
lovemys
3
今回も楽しく読ませていただきました♪次から次へとたたみ掛けるように色々なことがおきて、ハラハラだけれど、フィッシュやカジカミなどの仲間達と仲良く楽しく切り抜けていく!憧れるね(笑)ヒックのパパとカジカミのママもケンカばかりだけれど仲良しで微笑ましい(笑)全体的にアットホームな感じの、ニコニコ楽しめるお話しでした。毎回楽しみにしている老人になったヒックのあとがき。今回も心に残る言葉を届けてくれました。私たちは本がない世界など考えられないけど、本を読む自由がない子ども達も確実にいる。忘れないでおこうと思った。2014/07/28