出版社内容情報
とんでもない嘘をついたため、アイザリアでの戦いをやめさせるべく、むかし連れさられたという王女をさがしに旅に出た森の民の見習い、マリオ。しかし、そのゆく手にはマリオが想像もできなかった難関が待ちかまえていた。はたしてマリオは王女を見つけ、戦いをやめさせられるのでしょうか……。 小学校高学年~
内容説明
広大なアイザリアへと舞台を広げ、戦争と平和、心の強さと弱さを描く。
著者等紹介
芝田勝茂[シバタカツモ]
石川県に生まれる。「虹へのさすらいの旅」で児童文芸新人賞受賞。「ふるさとは、夏」で産経児童出版文化賞を受賞
佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。イラストレーターとして、SF、ファンタジー、児童書の世界で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
28
【図書館】ドーム郡シリーズ第二弾はアイザリアでの戦いをやめさせるため、むかし連れさられたという王女をさがしに旅に出たマリオの物語。嘘つきで有名だったマリオが“森の民”になって生きる決心をし、そして旅といくさの中で成長してゆく…そんな王道ファンタジーです。前作の主人公・クミルや あの夏祭りが“伝説”として語られていることに、このシリーズの壮大さを感じます♪ 大切なものを守るために戦うということ、そして平和と自分に出来ることとは?と考えさせられます。2015/07/04
きゅー
1
読み始めてしばらくは、1作目のかかしの過去の話かな~と思ってた。けど、あれ?未来やったん?!まったくの別人?!みたいな…(笑) かかしはどうなったのかなあ。3作目で出てくるのか…気になる。 あと、1人1人が自分の心と向かい合い、弱さに打ち勝っていこうとすることの大切さが、まっすぐに伝わってきた。みんなが平和を望んでいる。それならば、誰かに頼っていてはいけない。1人1人がいくさを止めようと行動しなければ。……深く心に残った。なかなかに、本当に、難しいことだけれども。2014/03/30
しのさん
1
ドーム群物語の2作目。1作目から読みたかったのだが、見つからない。1作目の内容を覚えていないので前作とのつながりはわからないが、これはこれで面白い。2013/04/22
東美優
0
嘘つきマリオと言われていたけど、ナチカとパムリンを助ける為に旅に出て、見事にナチカとパムリンを助けたところが印象に残った。