出版社内容情報
亡くなった父の話から、忍者に会えるという赤目四十八滝に出かけた渉。そこでタイムスリップしてしまい、修行中の少年忍者たちに助けられる。が、そこには親方と呼ばれる、信長を敵としている忍者がいた。少年忍者たちの心の葛藤や、渉の不安な気持ちが、読者に伝わってくる力作。 中学生~一般
著者等紹介
広瀬寿子[ヒロセヒサコ]
神奈川に生まれ、京都に育つ。短歌誌「塔」同人として短歌を学んだ
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感想・レビュー
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チルチルみちる
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タイムスリップした先で忍者の修行をしている少年たちに助けられた。記憶がなくなっていたので小源太と名付けられ少年たちとくらしはじめる。少年たちを束ねる親方には大きな野望があった。やがて記憶がもどり亡くなった父が伝えたかったことをおもいだす。忍者の、技ってどんなものかわからないが本当に人の口を簡単に操れたり幻を見せる事ができたとしたらあの戦国時代の本当はどうだったのかなと思った。2014/12/10
clover
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以前、図書館でリサイクルされていた本。貰って来たものの、ずっと読んでいなかった。タイムスリップもの。派手やかさはないものの、取り敢えずは飽きずに読み進められた。ただ、耳じいはなぜ耳じいという名前になったのかが引っかかる。中盤までの流れだと、耳に大きな欠損があるということで通るのだけれど…ネタが見えてきたあたりでそれが否定されてしまう。消化不良感が否めない。2018/03/31