内容説明
おなかがすいて、どうしようもなくなったオオカミのウルフさん。とうとう、やさい畑をつくることにしたのですが…。
著者等紹介
ボーリエー,クレイアー[ボーリエー,クレイアー][Bouiller,Claire]
1958年、フランス生まれ。小学校の教員資格を取得したのち、大学で現代史の学位を取る。現在、フランスのドール在住
グレバン,カンタン[グレバン,カンタン][Gr´eban,Quentin]
1977年、ブリュッセル生まれ。あたたかさあふれるイラストが人気で、各国でつぎつぎと翻訳出版されている
ゆづきかやこ[ユズキカヤコ]
1964年生まれ。東京女子大学卒業。大学時代から、児童文学に携わり、書評などを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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小夜風
21
【図書館】野菜を育てるオオカミ(笑)!お腹が空き過ぎてどうしようもなくなった為なのですが…。畑を荒らされて怒った時はどうなることかと思いましたが、優しいオオカミで良かったです。カンタン・グレバンさんの絵が可愛くて、言われなきゃオオカミなんて気づかなかったです(笑)。2015/04/17
ヒラP@ehon.gohon
20
菜食主義になったウルフさんは、畑を作り野菜を育て始めました。 狩をしなくなったウルフさんのそばに動物たちが近づいてくるようになったある日、事件は起きました。 畑を子どもたちが台なしにしてしまったのです。 怒ったウルフさんの行動が、嘘のように紳士的で、オオカミ的ではないことに驚きつつ、そこがこの絵本のキモだと思います。 なんと平和的な解決を図ったのです。 やられたらやり返せといった行動から、争いは始まります。 ウルフさんから学ぶこと大でした。2024/09/02
花林糖
18
草食系の優しいオオカミのウルフさんのお話。 カンタン・グレバン の優しい色遣いと可愛い絵が素敵です。2015/11/06
Cinejazz
17
一匹狼の<ウルフ>さんは、くる日もくる日も森の中をうろつき獲物を捜し歩くも、凍える寒さに動物の気配なく、空腹に耐えるしかなかった・・・。「このままじゃ、だめだ! 食べ物を詰まった瓶詰を、大きな戸棚に蓄えよう!」 <ウルフ>さんは、空地に白い柵で囲み、地面を耕し、種をまき、水をあげ、野菜が育てる仕事に一生懸命。やがて、トマトやセイヨウカボチャが大きくなり、エンドウマメ、サヤインゲンが蔓を延びはじめ、森の動物たちも菜食主義に変じた狼と共に大喜び・・・。〝コミュニティの輪〟の中での、共存の道を諭した絵本。2022/07/24
どあら
11
ウルフさん、おおかみなのに人が良さそうなお顔をしている~(^^)2015/04/23
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