出版社内容情報
すべてのイヌ好きに贈る――動物行動学者が愛犬家として綴る感動の科学エッセイ。動物行動学者のKとその愛犬コーディー、両者の視点からイヌの認知やコミュニケーションについて楽しく深く学べる1冊。読めばますますイヌが愛おしくなること間違いなし!
目次
第1章 はじまり
第2章 成長
第3章 新しい世界へ
第4章 イヌの世界
第5章 ヒトとイヌ
第6章 絆の形成
第7章 おわり
著者等紹介
菊水健史[キクスイタケフミ]
1970年鹿児島県に生まれる。1994年東京大学農学部獣医学科卒業。三共(株)(現・第一三共)神経科学研究所研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科助手を経て、麻布大学獣医学部動物応用科学科教授、博士(獣医学)。専門、動物行動学
永澤美保[ナガサワミホ]
1969年福岡県に生まれる。2008年麻布大学獣医学研究科動物応用科学専攻博士後期課程修了、博士(学術)。麻布大学獣医学部動物応用科学科特任助手、同・特任助教、自治医科大学医学部研究員を経て、麻布大学獣医学部動物応用科学科准教授。専門、動物行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yukision
51
動物行動学の研究者である著者が,一緒に暮らした犬のコーディから見た日々の生活,そして飼い主&研究者目線で観察したコーディや群れとしての犬の行動を一般人にも分かりやすく語りかける科学エッセイ。この中で述べられている,子犬の時期の免罪符「パピーライセンス」や指差しの理解,視線を用いて人を操作する能力などどれをとっても腑に落ちるものばかり。いつかは別れが来るからこそ愛犬との絆を大切に育てていきたい。2024/10/12
ローレンツ🐾
23
著名な動物行動学の先生が愛したイヌたちとの生活を【人目線】、【イヌ目線】で綴られ優しいお話。イヌ目線はもちろん『こんなふうに感じているんじゃないかな』といった著者の憶測ではあるものの、その内容は違和感なく心に入ってくる。出会いからお別れまで…あっという間だけど、その大切な時間を出来る限りたくさん一緒に過ごすことがどれほど大事であるかがよくわかる。久しぶりに素晴らしい良書に出会えた。2024/05/29
にゃも
9
著者である菊水先生とその愛犬コーディとの日々が描かれたエッセイ。飼い主としてだけではなく行動学者としての視点からの話もあるところがいい。コーディのあとに迎えたアニータ、そしてその子どもたち、また研究室の仲間の犬たちと、複数の犬たちの関係性や性格の違いなどが一番面白かった。こうした本を読むにつけ、まったくイヌってやつはなんて不思議で最強な存在なんだと再認識する。2024/01/19
oooともろー
5
イヌの気持ちと飼い主の気持ち。イヌを飼ったことがあればもっと楽しめたのだろう。コーディーが作者に引き取られて亡くなるまで。良かった。2023/07/25
ダンスにホン!ころりん
0
2…23.2.15初版2023/05/15