内容説明
ふつうに学校にいくふつうの日、ふつうの男の子はふつうの夢からさめて、いつものように、ふつうの学校にでかけました。ふつうの教室にはいって、ふつうの席につくと…。ふつうの男の子がであったぜんぜんふつうじゃないすばらしい体験。
著者等紹介
マクノートン,コリン[マクノートン,コリン][McNaughton,Colin]
1951年、イギリス、ノーサンバラントに生まれる。グラフィック・デザインを学んだ後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでMAを取得。1976年から現在まで、80冊以上の子どもの本を手がける。イギリスの子どもたちが選ぶスマーティーズ・ブック賞をはじめ、数多くの賞を受賞。ロンドン在住
きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年、東京に生まれる。1979年はじめてイギリスに渡り、その数年後よりイギリスで絵本を作り始める。ハーウィン・オラムとのコンビで作った『ぼくはおこった』でイギリスの新人画家におくられるマザーグース賞、絵本にっぽん賞を受賞。1983年よりロンドンに住み、絵本作家、イラストレーターとして活躍
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京に生まれる。東京大学文学部教授。専攻、現代アメリカ文学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
78
「ふつう」という言葉には様々なニュアンスが含まれていることに改めて気づかされました。代り映えのしない日々を過ごしていた主人公でしたが、新しい学校の先生との出会いによって想像する大切さや楽しさを学ぶという内容。この作品では音楽が一つのきっかけですが人によっては勉強、スポーツ、アニメなど特別な日々になるきっかけは沢山転がっているものなのかなと思います。ウチの子供たちにも充実した日々になる何かを早く見つけてもらいたいものです。2018/05/04
gtn
39
日常にどっぷりつかる生徒から、個性あふれる想像を引き出した先生の教育を讃えたい。一方、本書の主人公と異なり、子供の頃、独想を他人に知られることがとても恥ずかしかったことを思い出した。2020/10/18
かおりんご
39
読み聞かせ(155) ふつうの繰り返しが楽しかったらしい。こころに響いたのかは、微妙。2014/10/14
Willie the Wildcat
38
創造力。感じたことを、頭に浮かべ、そして言葉に置き換える。工夫1つで、子供の興味を拡げる学ぶ方法。学校のみならず、家庭や社会全体で、そんな機会を創ろうよ!っていうMSGが伝わる。絵は、モノトーンとカラーの水彩画。この違いにも無論意味がある。陸海空を飛び回る。文字通り(自由に)羽ばたく!蛇足だが、”ようかん”の喩えの意味が読み取れない・・・。(汗)2013/12/28
みつばちい
37
普通に学校にいき普通に授業を受けたら、普通じゃない音楽の授業が!想像力を使う楽しい学びに出会う男の子の喜びが伝わる。2023/01/25