出版社内容情報
金曜日は<ジョイバルーの日>。ネッドの大切な友だち、ジョイバルーと一緒に遊ぶ日だ。ジョイバルーは、大きな体の不思議ないきもの。二人は夢の中を通り抜け、ずっと遠くのジョイバルーの遊び場で、川を下ったり風の中を飛んでみたり。ネッドはだんだん金曜日が待ちきれなくなり、毎日のようにジョイバルーを連れ出すようになり……。 幼児~
内容説明
金曜日の朝、ネッドは、とびきりあかるいえがおで目をさまします。なぜって、金曜日は“ジョイバルーの日”だから。たいせつなともだち、ジョイバルーといっしょに遊ぶ、とくべつな日なのです。
著者等紹介
オラム,ハーウィン[オラム,ハーウィン][Oram,Hiawyn]
南アフリカ共和国に生まれる。ナタール大学で英語学、演劇学を学ぶ。卒業後、イギリスに渡り、広告のコピーライターとして活躍。現在、子どもの本、子ども向けテレビの制作を手がけている
きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年東京に生まれる。1979年はじめてイギリスに渡り、その数年後よりイギリスで絵本を作り始める。ハーウィン・オラム氏とのコンビで作った『ぼくはおこった』(評論社)で、イギリスの新人画家におくられるマザーグース賞、絵本にっぽん賞を受賞。1983年よりロンドンに住み、絵本作家、イラストレーターとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Cinejazz
15
金曜日の朝は、ネッドにとって、特別な日なのです。その朝は、とびきり明るい笑顔で目を覚まします。何故かって⁈ 金曜日は「ジョイバルーの日」だから❢・・・。ネッドの大切な友達ジョイバルーとは、ふだんは物置部屋で眠っている、超ビッグな犬の形をした夢の縫いぐるみのようなもの。金曜日、二人は物置部屋を飛び出すと、ベッドのうえで飛び跳ねて、天井を屋根も突き抜けて、星空の中まで飛んでゆくのです。二人は夜が明けるまで遊び、次の金曜日にまた会って遊ぼうと約束をかわすのです。2025/03/05
遠い日
12
自分の創造力と現実が、渾然一体となって、結果ジョイバルーは消滅した。ネッドの心は、ネッド自身が広げ、深めるもの。日常に目を向けること、それを楽しむこと。ネッドの新しい毎日も眩しい。ジョイバルーと自由に遊んだことは、きっといつまでもネッドの心から消えることはない。2015/07/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
世界の絵本コレクション ネッドにとって金曜日は特別、それはジョイバル―の日だから。ジョイバル―はあったことのない友だち(この時点で???)。朝からあっちこっちと探します。そしてある金曜日、ネッドは見つけますジョイバル―を!楽しい金曜日を過ごしたネッドは、金曜日以外はわがまま放題になり、とうとう金曜日以外の日にジョイバルを外へ連れ出します…。2024/11/24
どあら
9
図書館のリサイクル本です。読み終わったので、中学校へ寄付します。2016/03/22
犬養三千代
4
絵は素敵だ! この作者は夢が好きなんだなぁ。 ジョイバルーって ジョイ+バルー。 楽しい+バルー。 なのね!2018/07/21