出版社内容情報
海でうまれた雲が、高い山にぶつかり、水滴となり地上にふり、緑をやしない、生き物たちをはぐくみ、やがて海へと。生々流転を描く絵本。 小学校低学年~
内容説明
水は、生命にとって不可欠のもの。中国、チベット、ネパール、インド。絵筆を友に旅した画家が描く…大きな物語…水の生生流転。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
62
なぞなぞです。切っても切っても切れないものって、な〜んだ。答は「水」です。「水」と「命」の繋がりもまた、断ち切ることが出来ません。「水」と「命」は切っても切っても切れない関係にあるのです。色彩と筆使いのから生命の躍動と輝きを感じます。
選挙ウォッチャーちだいそっくりおじさん・寺
56
空から降ってきた雨粒が、集まって流れて川になり、そのほとりに緑が生まれ、生き物が……と進んで行く大自然讃歌絵本。ダイナミックな絵柄である。主人公がいてストーリーがある絵本ではないので、そういう面白さは無いが、悠久の世界に想いを馳せるロマンがある。いつの間にか国が出来ているが、これはインドであろうか?。まあとにかく暑い国だ。私は大自然がさほどに好きではない。良い景色も10分で飽きるタイプである。ただ、旅行に行くと勿体ないので味が無くなるまでしゃぶる様に景色を見る。こういう絵本が好きな人は風流で羨ましい。2016/05/13
須戸
12
前々から知ってはいたことだけど改めて、やっぱり水がないと生きていけないと思った。2019/07/16
しろくま
7
ポタリと落ちてきたしずくから始まる生命のお話。ダイナミックな絵がエネルギッシュです。世界を旅している気持ちになります。2016/12/17
ねこ
6
雲に始まり、雲に終わります。生々流転です。いろんなものが絡まって、いっしょに流れて、もう、半端なく、絵から生命力が漏れだしていまっす。2020/12/25