出版社内容情報
バレエをならいはじめて5ねんもたつのに,女の子はじょうずになりません。うまくなりますように,月にも星にもお願いしますが…。◎第36回課題図書 小学校低学年~中学年
内容説明
バレエきょうしつにかよいはじめて、5ねんもたつというのに、そのおんなのこは、おどりがじょうずになりませんでした。たんじょうびにも、たなばたさまにも、おんなのこのねがいは、たったひとつだけでした。「どうか、おどりがじょうずになりますように」するとあるあさ、ふしぎなこづつみが、おんなのこのところに、とどいたのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
136
なかなか踊りがうまくならない少女のところに謎の小包が届く。それは山の靴屋さんからの贈り物だった。箱を開けると軽やかに物語が踊りだす。大きな桜の木の下で、花びらのように舞い上がり、薄桃色に世界中が染まっていく。子どもたちはある日突然、不思議な成長をする時がある。それはもしかしたら何かの影響を受けているのかもしれない。大人になると見えなくなってしまう扉がきっと何処かにあるのだろう。安房直子さんのお話を読むと、その想いが強くなる。幻想ほど美しく不安で哀しくて眩しい空間はないだろう。そこに私たちは魅了されていく。2026/04/19
Kawai Hideki
87
「バレエの絵本を見たい」と娘が言ったので。バレエ教室に通い始めて5年たつのに、まだ上手に踊れない女の子。踊りたい強い気持ちはあるので、いつも「踊りが上手になりますように」と念じ続けていた。すると、「山のくつや」を名乗る者から、バレエシューズが届く。送り主をたどっていくと、うさぎが営む靴屋だった。靴屋の急ぎの仕事を手伝い、うさぎバレエ団用の30足のバレエシューズを作る。女の子もうさぎバレエ団の練習に参加すると・・・。うさぎの靴屋が「カタカタとミシンをかけ」るところが、「わたしのワンピース」っぽいと思った。2016/07/18
がらくたどん
79
「うさぎまつり」に♪安房直子さんのちょっぴり不思議な優しい童話に銅版画家の南塚直子さんが絵を付けたダブル直子さんのロングセラー絵本。表紙が表裏続きの一枚絵で春爛漫の桜の下でウサコと女の子がバレエを踊る!というウサ好きには至福の場面が覗けます。バレエを習い始めて5年もたつのに上手に踊れなくてションボリする女の子にどこからか素敵なバレエシューズのプレゼントが届き・・。もう30年も前の絵本ですが春になると本棚から出して飾りたくなる1冊。年長さんなら一人読みできますが低学年くらいからが主人公に共感しやすいかも。2023/03/01
MI
73
とってもすてきな絵本。もう5年もバレエを練習してもちっとも上手くならない女の子。うさぎの靴屋さんが作ったバレエシューズを履いて、うさぎのバレエ団と一緒に踊ることに。安房直子さんの文がとてもキレイ。蝶のように、風のように、花のようにという文を読むと、女の子やうさぎたちがバレエを踊っているのが目に浮かぶ。2025/09/16
ダリヤ
64
じょうずにおどれることがたいせつなのではなくて、かんじるままにたのしむことがいちばんたいせつなのかもしれない。おそろいのさくらいろのばれえしゅーずをはいておどった、うさぎたちとおんなのこのおどりにはくしゅかっさい。わたしまでぴょんぴょんせかいのおとにみをまかせておどりたくなる。安房さんのやさしいぶんしょうと南塚さんのやわらかなイラストがほんとすばらしい。2014/10/24




