出版社内容情報
太平洋戦争中、子どもたちは、日々、何を感じ、どのように暮らしていたのか……。子どもの頃、沖縄、広島、長崎、満州、樺太、東京、北海道、静岡、三重、長野、山梨、茨城などの各地で、空襲、原爆、地上戦、引き揚げ、疎開などを経験した方、中国残留邦人の方にインタビュー。子どもたちの語りを通して、戦争の理不尽とリアルを伝える絵本。数年後には失われるかもしれない、生きた声を伝える65篇。
ひとつのエピソードを絵と文章で1見開きで紹介。どのページでも、興味を持ったエピソードから読むことができる。注釈を同一ページに記載。総ルビ。
著者メッセージ……17人の子ども(だった方々)が見た光景や経験をかきました。その困難な時代を生き抜いた彼らは、生きるパワーに満ちていて、勇気を与えてくれます。でも、戦争が「現在」の問題でもあるいま、私たちはどう考え、どう行動したらいいのか、この本とともにいっしょに考えてくれませんか?
【目次】
内容説明
戦後80年、新しい「戦争を伝える本」。10歳のおれ、12歳のわたし、7歳のぼく、8歳のおい…17人の子どもが見た戦争。大人のないしょ話をこっそり聞いたり、のら犬におでんをあげたり、はずかしくて女の子につっけんどんにしたり。だけど、いま、日本は戦争をしている。だから、空襲、原爆、地上戦、引き揚げ、疎開を経験することになった―。いま、聞いておかなくては。生きた声を伝える65篇。
著者等紹介
堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年、東京生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、同大学院美術研究科修了。絵画作品による個展、グループ展、出版などで作品を発表。Bunkamuraドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞した絵本『海のアトリエ』(偕成社)、読み物に坪田譲治文学賞を受賞した『ひみつだけど、話します』(あかね書房)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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