出版社内容情報
本書は、学会創立40周年を記念して企画され、日本の児童文学研究の歩みと未来を見通し、見晴らそうとした書物です。児童文学は子どもを描き、子ども読者に届けられる文学ですが、子どもがいつも時代の困難さを象徴的に担う存在なら、本書は、教育や文化を含む日本の現代史に接続するポイントを様々な形で抱え込んでいるはずです。学会の諸記録も充実、公共図書館、大学図書館必備の1冊といえましょう。 一般
内容説明
本書は、わが国の児童文学研究状況のなかで、その中枢機関である学会がどのように歩いてきたか、研究事業と人との四十年の歩みを総括している。学会員たちが新しい研究領域をいかに模索し、開拓してきたかの足跡でもあり、若き研究者への示唆と励ましの書であり、未来への布石でもある。
目次
第1部 児童文学研究の半世紀(児童文学理論の歩みと未来;日本児童文学史研究のあゆみ;作家論的研究のあゆみ ほか)
第2部 日本児童文学学会の四十年(日本児童文学学会の四十年;日本児童文学学会とわたし;歴代会長のことば)
第3部 日本児童文学学会諸記録(日本児童文学学会研究大会の概況と記録;日本児童文学学会東京例会の概況と記録;日本児童文学学会関西例会の概況と記録 ほか)