創元推理文庫<br> スケープゴート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488206079
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【名作ミステリ新訳プロジェクト】
自分と瓜ふたつの相手に
なりすます羽目になった男の運命は……
『鳥』『レイチェル』の著者による予測なサスペンス

【名作ミステリ新訳プロジェクト】人生に絶望していた英国人ジョンは、旅先のフランスで自分と瓜ふたつの男ジャンに出会う。引っ張られるままに飲んだ翌朝目覚めるとジャンの姿はなく、持ち物すべてが消えていた。呆然とするジョンは、彼をジャンと信じて疑わない運転手に流されるまま家に連れていかれる。ジャンは伯爵だが所有する工場は経営が危うく、家族間はぎくしゃくしていた。手探りでジャンになりすますジョンだったが……。名手による予測不能なサスペンス。

内容説明

人生に絶望していた英国人ジョンは、旅先のフランスで自分と瓜ふたつの男ジャンに出会う。ふたりで飲んだ翌朝目覚めるとジャンの姿はなく、持ち物全てが消えていた。呆然とするジョンは、彼を主人と思い込んだ運転手に伯爵であるジャンの城に連れていかれ、ジャンになりすますことに。だがジャンの工場を経営が危うく、家庭は歪みを抱えていた。名手による予測不能なサスペンス。

著者等紹介

モーリア,ダフネ・デュ[モーリア,ダフネデュ] [Maurier,Daphne du]
1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没

務台夏子[ムタイナツコ]
英米文学翻訳家。訳書にオコンネル『クリスマスに少女は還る』『愛おしい骨』『氷の天使』、デュ・モーリア『鳥』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

85
「名作ミステリ新訳プロジェクト」による1冊。ゴシック風な雰囲気と高まっていくサスペンス要素、結末を読者に委ねるようなほろ苦い余韻が実にデュ・モーリアらしい物語。退屈な人生に絶望していた英国人のジョン。彼は旅先のフランスで自分に瓜二つのジャンに出会う。すっかり意気投合して飲み明かした2人だが翌朝ジャンは消え、ジョンは彼を自分の主人だと勘違いした運転手にジャン伯爵の城へ連れて行かれることになる。疑惑や不信感だらけの家族の歪みが産み出す不穏な空気。なりすました男が迎える衝撃の結末とは?全く予測不能なストーリー。2025/03/01

さつき

62
偶然出会ったジョンとジャンは瓜二つ。生まれた国も境遇も違う二人が入れ替わっても家族がわからないなんてあるのかな。たとえ顔がそっくりだったとしても髪型が違ったら、すぐわかりそうなものだけど。ジョンがあまりにもお人好しで、アクの強いジャンに良いようにされて気の毒で仕方なかったです。2025/06/30

キムチ

61
「レベッカ」しか読んだ事のない作家。20Cc中盤を舞台にした予測不可能なサスペンスと謳っているが、設定自体に曖昧感が大きく、楽しめない。変人と言われる英国人学者、荒れた心で旅した仏で地震とうり二つの貴族の男と入れ替わる。言葉遣いで上手く行くわけないじゃんと考えたり、女だらけのブルジョワ一族の身内が気づかないのは胡散臭かったり、気持ちを入れ替えガラス工場経営折衝の乗り出す筋や会話が臭くて‥。妊娠出産のごたつきやマリー・ノエルの心のさざ波だけはそこそこ楽しめる2025/06/09

くさてる

29
旅先のフランスで自分そっくりの男と出会った主人公が巻き込まれていくサスペンス。とにかく文章が馥郁として美しく、レベルが違うな、という感じ。すこしずつ明らかになっていく主人公の状況と、スリル溢れる展開で厭な汗をかきました。正直言って、ラストは「それでいいの?」と思ったけれど、きっと、それでいいんでしょう。さすがの読み応えでした。2025/11/12

星落秋風五丈原

29
 事情を知らないジョンがちぐはぐな答えをしても、もともと風変わりなジャンを知る周囲は「いつものこと」と取り合わない。その間にジョンが必要な情報を得て、対応していく。ジャンが持たない性格全てを持っているジョンに、周囲が癒されていく。本書とレベッカ〈上〉の共通テーマは「自分と近しい関係に置かれた第三者との対峙により成長する自分」である。同種のテーマでパトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』があるが、デュ・モーリアは随分とロマンチストだ。どちらにも、悲劇ではなく救いをもたらすのだから。2025/05/25

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