内容説明
この本には、30年間の教職経験をもつ1人の熟練教師、若林達也さんの国語の授業記録が報告されている。いずれの記録においても、子どもの学習に対する細やかな理解と対応、学習に対する具体的で的確な援助、および、それらを支える教材解釈の深さや発展的な授業の構想力など、授業のエキスパートにふさわしい実践的な知見と技術の具体が実例とともに提示されている。
目次
若林さんの記録に学ぶ授業の見識と技術
「授業」にたどりつくまで
子どもの読みを支える根のしごと(個の読みを引き出す〈個人学習〉;叙述のつながりを読む;学び合う仲間になっていくために)
子どもが拓く読み(子どもが生み出す展開の芽;子どもが拓く読み)
子どもの読みを開く教師の仕事
若林さんの人と仕事