内容説明
活気ある図書館づくり、蔵書構成や選書方法、貸出数の向上、図書館を活用した授業づくり、司書教諭や担当の先生方との連携、図書委員会をはじめとする子どもたち主体の図書館活動、学校司書の労働環境、その実態と周囲の理解…などに悩んだ経験はありませんか。本書には、今や学校図書館の大きなうねりを生み出している島根県からの報告や提言が紹介されています。学校図書館のもつ力を信じ、あるべき姿へ目覚めさせようと前進した3人の学校司書の仕事の方法や、学校図書館を活用した授業づくりのノウハウ、学校司書の悩み解決のヒントなどが満載されています。
目次
1章 学校図書館の仕事をするとは(学校図書館への想い;学校図書館は何ができるのか?)
2章 小学校の実践 学校図書館活用を核にした情報リテラシー教育の展開(図書館の整備;図書館資料の整備 ほか)
3章 中学校の実践 人と人、教科間をつなぐ学校図書館(図書館の整備;利用者サービス ほか)
4章 高等学校の実践 生徒の「学び」と「育ち」を支える学校図書館(環境の整備;資料の整備 ほか)
5章 学校図書館を支えるプロをめざす(学校図書館に関係する法律や基準について;校内体制 ほか)
著者等紹介
門脇久美子[カドワキクミコ]
短期大学で幼児教育を専攻。卒業後、公民館図書室に勤務しながら子育てサークルの立ち上げや小中学校の読書ボランティアに関わる。平成16年度より小学校図書館の学校司書。現在2校目の学校で8年間嘱託として勤務しながら学校教育の中で心を豊かに育む図書館サービスとは何かを模索している
実重和美[サネシゲカズミ]
大学卒業後、児童図書館勤務。子育て中に、倉庫のような学校図書館の状態を憂い、その充実を求め、1997年『学校図書館を考える会・安来』を立ち上げ、学校司書配置を求める活動を展開し、安来市に学校司書が置かれることとなった。2005年から、東出雲中学校の学校司書として、8年間勤務。2013年3月退職
漆谷成子[ウルシダニシゲコ]
大学卒業後、島根県に採用される。県立松江東高等学校をスタートに松江農林、情報科学、松江商業勤務を経て2008年から松江南高校勤務。学校図書館問題研究会島根支部代表
堀川照代[ホリカワテルヨ]
1988年東京大学大学院教育学研究科満期退学、1988年4月~2011年3月島根県立大学短期大学部講師、助教授、教授、現在、青山学院女子短期大学教授。専攻は図書館情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ris3901