出版社内容情報
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内容説明
さあさ、お立ちあい。みなのしゅう、耳のあな、かっぽじって聞いとくれ。のんきなひもが、いかにして、かのゆうめいな“パンツのひも ゆるざえもん”になったかを!聞くもなみだ、語るもなみだの物語―
著者等紹介
森くま堂[モリクマドウ]
鳥取県米子市生まれ。同志社女子大学英文学科卒業。児童文学者協会、季節風同人。「カマキリがとんだ日」で毎日小さな童話大賞・落合恵子賞、「古い地図のむこうから」で創作コンクールつばさ賞〈読み物部門〉・優秀賞、「ちこくのりゆう」で絵本テキスト大賞を受賞
カワダクニコ[カワダクニコ]
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。日本児童出版美術家連盟会員。2011年、第17回おひさま大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
82
児童書。イラストの勢いか、ユーモアあふれる物語▽祭りの日、鳥居のそばに現れた男は粗末な格好をしていたが威勢だけはいい。カバンのはしをパシンパシンと叩きながら「聞くもなみだ、語るもなみだのものがたり!」とぱんつのひもゆるざえもんの冒険譚を語りだす。村はずれから飛んできた大きなパンツを見つけたクマは、パンツをはいてみた。ところがゆるゆるで尻が出る。たまたま古い樫の木にぶら下がっていたひもは、パンツにはいってあげる。しかしうまくいかない。ひもはキツキツになるために修行する▽知らんけどw2025.5刊2025/07/14
ねこ
4
傑作。幼年童話です。これは耳で聞きたい物語。声にだして読みたい物語。名調子なのです。奇想天外なストーリーのなかに、子どもたちへのあたたかいメッセージも込められていて、最後のオチも決まってる。教科書掲載、あるかも。まじで。2025/06/05