内容説明
地域が主体となって内発的に「一地域一観光」を実現していくことで、「観光立国」を強固な現実のものとするためにはどのような視点が必要なのだろうか。また、どこのまちがその指針となるような先進的な取り組みをすでに行っているのだろうか。こうした点について本書では、常在資源としての生活環境に光を当てる文化政策の必要性を強調することを論点の拠り所としながら記述を展開している。
目次
第1章 観光振興とまちづくり
第2章 福祉のまちづくりに光を観る
第3章 コスモロジーとしての小さなまちの文化創造
第4章 都市の光、トポスとしてのマチ
第5章 山里の光を観す(しめす)
第6章 地域の蘇生と生活の芸術化
著者等紹介
井口貢[イグチミツグ]
1956年滋賀県米原町(現:米原市)生まれ。京都橘女子大学文化政策学部文化政策学科助教授。2005年4月京都橘大学文化政策学部文化政策学科教授(予定)。専攻・関心分野は文化経済学・文化政策学・地域振興策・観光文化論
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