出版社内容情報
神主のおじいちゃんが亡くなって、おばあちゃんが一人で守っている那木野神社と那木野の森。ところが、神社のご神体である石にひび割れが…。夏休みにやってきた優は、この石と森に伝わる「大蛇の伝説」にまきこまれていく。
内容説明
神主だったおじいちゃんが亡くなって、おばあちゃんが一人で守っている那木野神社と那木野の森。神社のご神体とこの森には「大蛇の伝説」という悲しい言い伝えがあった。夏休みにやってきた優は、森で出会った不思議な少年ミチルと白い子犬のイツキとともに、森を脅かすものに立ち向かうことに…。
著者等紹介
西村さとみ[ニシムラサトミ]
兵庫県生まれ。第51回毎日児童小説コンクール優秀賞、第22回福島正実記念SF童話賞佳作など。日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員、「花」「季節風」同人。『那木野、伝説の森で』が初の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どりーむとら 本を読むことでよりよく生きたい
13
ひと夏の経験という言葉を送りたい。優が那木野の森の巫女だったおばあさんの家で生活していく中で、物語りが展開していく。二つのことが心に残りました。一つ目は、蛇のイッキが子犬の姿をして生きていかなければならあないことが一番心に残りました。だって蛇の姿では人に殺されてしまうからです。人は自分の思うままに出してしまうといけないから仮の姿を見せている場合もあるからです。もう一つは、「千と千尋の神隠し」に出たハクとよく似たミチルとの出会いです。森の中での二人の出会いは、私もこんな出会いをしたいと感じました。2023/09/01
まげりん
6
SDGSを押し付けてくる系かと思いきや、思った以上に展開早めの冒険ファンタジーだった。途中までは結構のんびりだったんだけど、一気に急加速でよんじゃった。乗るまでに飽きちゃいそうだけど、それ越えれば面白いよーと勧めよう。2022/09/14
サラサラココ
4
学校図書館の新しく入った本リストから。子どもが選んだ本。夏休みに行った祖母の家の近くの森で。冒頭以外は、スペクタクルありのファンタジーだったかも。2022/06/26
菱沼
4
美しく、魅力的な表紙。さすが佐竹美保さん。夏休みの不思議体験というのはありがちな設定だけれど、脇のキャラクターがしっかりしていて楽しめた。黒い大猿には襲われたくない、と心から思った。主人公の性格や趣味などが、もう少しうかがえるといいかなと思った。全体に、素直で誠実な作品だと思った。2021/12/06
Mayuko Kamiwada
3
神主だったおじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんが一人で守っている那木野神社と那木野の森。 優は夏休みにおばあちゃんのところへお手伝いにいくことになる。 森で不思議な少年ミチルと白い子犬イツキに出会ったことをきっかけに不思議な冒険が始まる。2022/11/28
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