内容説明
ひみつの言葉を唱えると、勇気をくれる妖怪ごいっしょさん。でも本当は…。
著者等紹介
松本聰美[マツモトサトミ]
兵庫県生まれ。日本児童文学者協会会員
佐藤真紀子[サトウマキコ]
東京生まれ。挿絵や装画を担当した作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papapapapal
47
読友さんのレビューに惹かれて手にした一冊。 4年1組内で流行った謎の妖怪『ごいっしょさん』の物語。ごいっしょさん、実は…このクラスの洋太が適当に考えた妖怪なんだけど、可愛らしい思い込みがまた別の思い込みを生んで、プラス思考の連鎖が止まらない! 友だちを元気にしたい、ちょっとだけ背中を押して欲しい…という子どもたちの純粋な気持ちが、ごいっしょさん旋風を巻き起こす♪ なんとも幸せな読後感!2021/10/03
かおりんご
22
児童書。妖怪博士でも知らない「ごいっしょ」さん。悔しさのあまり、捏造したのだが、、、ごいっしょさんをめぐる短編が繋がっているので、朝読書にも良さそう。勇気が湧いてくる話。一人読み向け。2021/10/13
白雪ちょこ
17
悩みを抱えていた、一人の男の子から「ごいっしょさん」という妖怪が生まれた。 人にいいことをすると、巡り巡って自分にもいいことが返ってくる。 そんな大切な行いが、この「ごいっしょさん」という妖怪を通して、伝えられているように思えた。 小学生達の、それぞれの小さな悩み。 しかし、個人的にはとても大きなこと。 それを、誰かと一緒ならば乗り越えられる。そんな暖かく、どこか心がほっこりするような優しい物語だった。2023/04/27
みよちゃん
12
ごいっしょさんの妖怪を作ってしまった関くん。次々に可愛い妖怪の絵が悩んでいる子に勇気を与えてくれる。2021/01/23
芦屋和音
7
四年一組には「ごいっしょさん」という妖怪がいるらしい。独りで心細いときにパワーをくれる。一組の皆(先生も!)が一歩踏み出してゆく様がとても優しく描かれ、あたたかい気持ちになりました。2021/03/19