デルフトブルーを追って

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784337330566
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8391

内容説明

おじいちゃん家の蔵のなかに、ひっそりと眠る青いアサガオの絵皿。たった一枚しか残されていないはずのその皿と、うりふたつの皿が、はるか海を越えたデルフトの町に!発見のおどろきを伝えるママからの手紙と前後するように届いた事故の知らせ。絵皿に秘められた謎。パパとママの見たものは?「なぜ」の思いを胸に、ヒカルはオランダへ向かう。そして…。小学校中~高学年向。

著者等紹介

中澤晶子[ナカザワショウコ]
1953年、名古屋市に生まれる。作品に『ジグソーステーション』(野間児童文芸新人賞)などがある。現在、広告ディレクター、コピーライター。広島市在住

北山斗志[キタヤマトシ]
1959年、長野県に生まれる。イラスト、デザイン、創作活動にとりくんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

281
「あとがき」にもあるように、本書の着想から構想は、ひとえに著者と姫谷焼との出会いにあった。色絵磁器の姫谷焼は、わずか20数年で姿を消した謎の多い磁器である。歴史に埋もれ、現代ではわからないことの方が多いくらいだ。そこから著者の想像力が膨らんでゆき、デルフトブルーの磁器で知られる、デルフト、ライデンにたどり着く。空間は日本とオランダ、そして時間は現代と江戸時代が交錯する。物語が、この形に結実するまでに12年を要したそうだ。私たち読者は、安楽に創作の苦心と楽しみを想像するばかりなのであるが。2018/07/10

かごめ

16
わたしが対象年齢の頃に読んだらどう感じるかわからないが、時の流れを描きながらも叙情を感じられなかった。主人公も棒立ちだし脇役も所作から人柄が見えてこない。両親が異国で亡くなりオランダを訪れるのだがその設定は必要だったのか?2022/08/12

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

11
ヒカルは両親がオランダで事故死したショックから声を失いました。両親は祖父の蔵にあった家宝の絵皿とそっくりなものが、オランダのデルフトにあった事を知り、その謎を解こうとしてたのです。そして父の弟と二人で両親の足跡を追います。2018/10/04

ほたぴん

3
児童書ではあるが、面白いミステリーだった。 先が読めるから、子どもでも安心?して読めるのか、もしくは物足りなく思うか? 謎を謎のままに残した意図はよくわからない。 続きがあるのかしらん? アサガオの皿を焼くときの、窯の温度上昇の描写はなかなか迫力があってよかった。2013/05/15

Kuliyama

1
先日デルフトにお伺いして、その縁で手にしました。2023/04/18

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