内容説明
家族としてペットをむかえるとき、人は、どのように特別な一ぴきと出合うのでしょう?学校などで、動物とのふれあいを通して「いのちの大切さ」を伝える活動を行っている著者が子どもたちに問いかける、捨て犬・捨て猫のいない世の中って?
著者等紹介
岡田朋子[オカダトモコ]
1965年新潟市生まれ。歯科医師。20代半ばから動物問題に関心を持ち、「地球生物会議ALIVE」の地域グループとして活動。2001年に新潟動物ネットワーク(NDN)を設立。代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みゆき・K
17
著者は歯科医で新潟市のボランティア団体の代表。譲渡会やイベントのほか、学校を訪問し「いのちの大切さ」を伝える活動をしている。人間の身勝手な事情で簡単に動物の命を捨てることに憤りを覚える。繁殖犬も然り。シェルティの太郎は、過去の心の傷により攻撃的で危険な犬。人との信頼関係を築けない。ある日、訓練士の言葉で著者は気付く。自分の思い通りの犬にすることばかり考えていて、太郎の心の中の寂しさに寄り添ってないことに。太郎と心を通い合わせるシーンに涙。犬の命を輝かせることができるのは人間次第。それを改めて教えてくれた。2021/09/17
おはなし会 芽ぶっく
5
H31年度選書会議にて。【テーマ】いのち2019/03/07
ゆきんこ
2
新潟動物ネットワーク代表の著者が自身の子供の頃の犬の経験から現在の活動に関わった犬猫たちのことを著している。 新潟の保健所からの引き出しもされている。気軽に飼って気軽に保健所に持ち込む人は多い。どの犬も特別な一匹なのである。最後まで責任を持って飼ってほしい。捨てないでほしい。2015/10/03
てまり
2
非常に誠実に緻密に書かれていて、とてもよかったです。2015/05/18