内容説明
像がまっすぐにこちらを見つめ返してくる。自分の心を映し出す不思議な像。「桃子!」「咲季!」同時にさけんでいた。ピキンッと何かがつながった!私たちにはそれぞれ名前がある。物語がある。一人ひとり、すばらしい名前を持つ、かけがえのない私たち。私たちは、翼がはえたみたいに軽い足取りで、笑いながらその像を後にした。
著者等紹介
北森ちえ[キタモリチエ]
広島県呉市に生まれる。大阪大学基礎工学部卒業。工学修士。医学博士。主な著作に『夏の猫』(国土社第61回西日本読書感想画コンクール指定図書)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道錬
3
命名することを科学的に研究することと、主人公の気持ちが成長していくことがうまくリンクしていて、意表をつく面白さだった。2018/12/31
はゆ
3
表紙から勝手に想像したよりもいい内容でした。よくある中学内女子のカーストの話も少々ありますが、大学での理系の研究とはこうやるものか!と知ることができたり、自分が楽に息ができる場所に一歩踏み出す勇気を持つという考え方、自分の存在を認知してもらうには認知してもらうよう自分から行動する、など、なるほどと思えることがたくさんあった。2018/09/03
くるくる
2
ブラックさんが優しくて。2019/08/22
晩白柚
2
図書館の新刊紹介コーナーにあった本、カワイイ表紙と題名、さくっと読めそうな大きな文字と分量だったので読んでみた。読後とても爽やか。中学生小学生で、自分の居場所やそんざいに迷ってる子が読めば勇気づけられるかも。(そんな単純じゃないような気もかなりするけれど)2018/07/03
チタカアオイ
0
【図書館】2019/11/22