内容説明
像がまっすぐにこちらを見つめ返してくる。自分の心を映し出す不思議な像。「桃子!」「咲季!」同時にさけんでいた。ピキンッと何かがつながった!私たちにはそれぞれ名前がある。物語がある。一人ひとり、すばらしい名前を持つ、かけがえのない私たち。私たちは、翼がはえたみたいに軽い足取りで、笑いながらその像を後にした。
著者等紹介
北森ちえ[キタモリチエ]
広島県呉市に生まれる。大阪大学基礎工学部卒業。工学修士。医学博士。主な著作に『夏の猫』(国土社第61回西日本読書感想画コンクール指定図書)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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