内容説明
東日本大震災から10年。福島のいまを伝える写真絵本。
著者等紹介
内堀タケシ[ウチボリタケシ]
写真家。1955年東京生まれ。「日常」をテーマにルポルタージュを続け、海外取材は65か国に及ぶ。2001年よりアフガニスタンの取材を続けている。アフリカ、中東、アジアなど国際NGOと共に妊産婦死亡率の問題、児童労働問題にも取り組む。また、写真にまつわる教育にも関わり、「写真学習プログラム」や、環境問題をテーマにした「エコトーク写真授業」を公立の小学校を中心に行う。国際理解教育にも取り組み、貧困、難民、戦争などの問題について、小学生から大人まで全国各地の学校や教育現場で多数の写真展・講演会を行っている。フォトボランティア・ジャパン基金代表、公益社団法人日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
68
10年という歳月を考えるだけでは、いけない。この先、ずっと続くのが現実。ところが、どうなってしまっているのか、それに触れようともしない輩が多い。黒い意図を思わずにはいられない。眼に見えないもの・ことは、無いことにしようという意図があるが、忘れない。少なくとも、一人の人として、忘れてはいけない・・・忘れなれない。2022/04/22
モモ
60
福島の写真絵本。放射能に汚染され切られた校庭の切り株を見つめる人。散歩に出ることができず、窓から外を見つめる犬。双葉町の薬局は、あの日のまま。文部科学省から渡された線量計をつけて登下校している小学生。だけど、回収される線量計の結果を知らされないのは、どういうことなんだろう?汚染され乗られなくなった高級車。40年たった古い原発を再稼働させようとする今、福島を忘れていないか?私は絶対に忘れない。2021/04/28
どあら
36
図書館で借りて読了。写真絵本です。3/11を境にガラリと暮らし方がかわってしまった…。東海地方でも近々大きな地震がくるらしい…。備えておかなければいけない❢2021/03/23
ヒラP@ehon.gohon
32
新型コロナウィルスに苦しみ、東京オリンピックの開催に不安を持ち。陰りをもった毎日ではあります。 だからと言って忘れ去られて良いわけではない、福島の現実がここにありました。 原発事故の爪痕は、自然災害(?)とはいえ、極めて人為的な経緯を見せています。 汚染水の海洋放出が決まった今、亡くなった方だけが犠牲者ではないことを痛烈に感じます。 あのとき小学生だった子どもたちが大学生になったという言葉に、重みを感じました。若者たちは現実をどの様に見据えるのでしょうか。2021/05/18
ゆうくま🐻🧸🧸🧸 フォロバ
23
東日本大震災後様々なところが変わっていたり変わらなかったりしています。やはり自然災害は𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧恐ろしいと改めて思いました😱💦💦💦2023/07/08