著者等紹介
内堀タケシ[ウチボリタケシ]
写真家。1955年東京生まれ。「日常」をテーマにルポルタージュを続け、海外取材は65か国に及ぶ。2001年よりアフガニスタンの取材を続けている。アフリカ、中東、アジアなど国際NGOと共に妊産婦死亡率の問題、児童労働問題にも取り組む。また、写真にまつわる教育にも関わり、「写真学習プログラム」や、環境問題をテーマにした「エコトーク写真授業」を公立の小学校を中心におこなう。国際理解教育にも取り組み、貧困、難民、戦争などの問題について、小学生から大人まで全国各地の学校や教育現場で多数の写真展・講演会をおこなっている;フォトボランティア・ジャパン基金代表、公益社団法人日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
30
2019年に中村哲さんが殺害されたとき、アフガニスタンは恐ろしい国だという印象を新にしました。 かつて、アフガニスタンは内戦や混乱の国として、非日常のイメージで取りざたされてきました。 でも、アフガニスタンにも日常はあって、多くの子どもたちが暮らしているのだと再認識する、先入観を取り払う写真集です。 子どもたちのコメントが印象的です。 事実を知るということの重要性を感じます。2021/03/22
遠い日
13
子どもたちの眼の光にはっとさせられる。学びの機会を楽しんでいる姿に、心打たれる。児童労働、水のない暮らし、戦争で破壊された町や村で、貧しさの中で精一杯のことをする子どもたち。日本の子どもたちのコメントが載せられているが、知ることから始まる教育の大切さを思う。2021/01/31
なま
12
★3.5 写真と添付されてる言葉に違和感を感じる。アフガニスタンでの写真と日本帰国してから国内の学校や集会所で話した言葉だから危機感や生命感に差が生じるのかもしれない。アフガニスタンの子どもを見ると、制限されて不自由に生きているにもかかわらず心が自由な事に驚かされる。一部の人が多大な悲痛を抱えるのでは無く、一人一人が少しずつ痛み苦労を分かち合う事はできないか?一人でも多くの人が痛みの中でしか磨かれない心を育てる環境から抜け出せたらと願う。10分。2022/03/13
れい
7
【図書館】前作も読んでいたことに気づく。安全な水がいつでも確保できることは、とても有り難いことなんだなぁと気づかされる。2021/01/16
ハメ・ドゥースト
2
★★★「生活の場が戦場になる」アフガニスタンの「今」を知り、アフガニスタンの子どもたちの笑顔のために、わたしたちができることを考えるきっかけとしたい一冊。2021/08/21