内容説明
としょかんのいりぐちにすわっているせきぞうのライオン。ひんやりとつめたいからだにおそろしげなかお、としょかんにやってくるこどもたちはそばへいこうともしません。でも、たったひとりライオンのそばにやってくるおんなのこがいました。
著者等紹介
ワイルド,マーガレット[ワイルド,マーガレット] [Wild,Margaret]
オーストラリアの児童書作家。50作以上の著作があり、その著作は世界中で翻訳、出版されている
ボウティラ,リトバ[ボウティラ,リトバ] [Voutila,Ritva]
フィンランド出身の画家。絵画の作品を描くかたわら、児童書のイラストを多数手がける。オーストラリア在住
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、児童文学作家、翻訳家。詩集、エッセイ集のほか、創作絵本、絵本の翻訳も多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
77
絵本。マーガレット・ワイルド文、リトバ・ボウティラ絵、木坂涼訳▽図書館の入り口にあるライオンの像は怖い顔で子供たちから怖がられていた。柱の上にあるガーゴイルの像がいうには「石でできた動物も、本当に願えば一度だけ動くことができる」らしい。ライオンは森の中で自由に走り回ってみたいと思っていた。ある雪の日、少女が助けを求めてライオンの前に倒れ込んだ。籠の中には赤ん坊がいて、ライオンは助けたいと必死に願った。動き出したライオンは▽ハピエン。優しい顔になりました。2014年刊、読み聞かせ約10分2024/06/27
とよぽん
50
この石のライオン像は、ニューヨークのあの図書館の、ですね。守護神さながらの活躍が格好よかった。作者マーガレット・ワイルド。『ぶたばあちゃん』も良かったし、動けない石のライオンにハートを与えた『ライオンのひみつ』も素敵。2020/12/07
ちえ
40
大好きな絵本『キツネ』のマーガレット・ワイルドの絵本。図書館のライオンというだけで嬉しい。たった一度のチャンスを人のために使った優しいライオン✨そして絵がとても素敵で見いってしまうほど良かった(〃^ー^〃)2020/12/06
クリママ
40
ライオン像と言えば、日本橋三越本店なのだけれど、なぜか、図書館にもライオンがよく似合う。「ぶたばあちゃん」に感動して手に取ったマーガレット・ワイルドの作品。「さよならをいえるまで」のように死を扱った作品ではなく、優しさを描いた絵本。図書館のライオンは、やっぱりいつもかっこいい。2020/10/14
わむう
34
「さよならをいえるまで」や「キツネ」などの著者の絵本。NYPLのシンボルのライオン。怖い外見をしているため子供らはライオンに近づきません。両親を亡くし赤ちゃんを抱いた小さな女の子だけが傍に来ます。ある雪の日、女の子はライオンの側で倒れてしまいます。強く願えばたった一度だけ動くことができるとガーゴイルから教えられていたライオンは公園を走りたいという願いを捨て司書に助けを求めます。それから優しいライオンの周りにはいつも子どもたちが集まり、幸せを感じるライオンなのでした。ただライオン像は2頭だったような? 2020/10/23
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