出版社内容情報
三陸海岸のヤマセ、横手のかまくら、裏磐梯の五色沼、山形のケサランパサラン、青森の三内丸山遺跡、伊豆沼・内沼のガン。東北6県の自然や歴史の不思議をテーマとする6つのお話がぎゅっと詰まった1冊。
東日本大震災から10年を機に「みちのく童話賞」を立ち上げたメンバーが、生き生きとした人びとの温かさ、独特の自然の豊かさ、美しくておいしい空気など東北地方の魅力をあますことなく描く読み物シリーズ。東北の読者は郷土の魅力を見直すきっかけになるような、東北以外の読者は、東北に行ってみたい!と思えるような、心温まるアンソロジーです。
内容説明
三陸海岸のヤマセ、横手のかまくら、裏磐梯の五色沼、山形のケサランパサラン、青森の三内丸山遺跡、伊豆沼・内沼のガン。郷土の魅力を見直すきっかけになるような、東北に行ってみたい!と思えるような、東北6県の自然や歴史のふしぎにまつわる6つの物語。
著者等紹介
おしのともこ[オシノトモコ]
東京都出身。「アートのたからばこ」代表・日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yumicomachi
4
田沢五月『ヤマセの中で見た町』は岩手県の三陸海岸での切ない話。みどりネコ『Tのかまくら』は秋田県横手市の雪まつりの日の冒険と友情の話。堀米薫『ふしぎの沼をたずねて』は福島県、裏磐梯の五色沼を案内されている気分になる。千秋つむぎ『ケサランパサランの冬』山形を舞台に、幸運をもたらすというケサランパサランを巡る子どもたちが生き生きしている。岩崎まさえ『消えた人々〜三内丸山遺跡』は青森の子どもたちが積極的に学ぼうとする姿がいい。野泉マヤ『渡り鳥のサンクチュアリ』は宮城。伊豆沼・内沼近くに住む子どもが郷里を見直す。2024/09/10