出版社内容情報
ゾクッとする不気味な物語から心がホカホカに温まる物語まで、小学校中学年~高学年向け本格的な短編集のシリーズ。堀米薫による第1弾のテーマは「夕ぐれ時」。豪華な実力派児童文学作家陣が自由にテーマを決め、楽しく簡潔に描いた作品ばかりなので、本を読む経験が少ない小学生でも休み時間にサクッと読書の奥深さを味わえます。
内容説明
うす暗がりのせまる中、あの世とこの世がまじり合う。たのしい一日おわるころ、ふしぎな時間がおとずれる。夕ぐれ時のものがたり。ゾクッとする不気味な物語から心がホカホカに温まる物語まで、バラエティーに富んだショートストーリー7作品を収録。小学校中学年~高学年向け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
頼ちゃん
3
中学年向きの、一つ一つが短くて、読みやすい本でした。ちょっと物足りない気もするけど、ステキなお話もありました。2022/10/16
yumicomachi
2
夕陽町小学校の子どもたちが夕ぐれどきを背景にさまざまな体験をする7篇のショートストーリーが収録されている。舞と戦時中の男の子のゆうれいが出会う「たそがれ」。結衣が恐怖体験をする「逢魔が時」。樹と渉が友情を深めたのは「裏後光」を見たとき。浩太が祖父に導かれて自然の素晴らしさを知る「ヒグラシ」。陽菜が母を慕う気持ちと夕方の心細さを丁寧に描いた「黄昏れ泣き」。和馬の心をほぐした魔法の物語「マジックアワー」。翼と美羽を結びつけたのは「夕焼け友だち」という言葉だった……。切なくも温かい話が多い。2022年4月刊行。2022/06/08