内容説明
ロック界の巨星、ルー・リード。その音楽人生において、彼は飽くなき変革を自己に課したストイックな戦士でもあった。太極拳の達人レン師に出会い、音楽と共通するマジックを見出した彼は、すさまじい情熱を太極拳に注ぎ込む。本書は彼の真摯な思索と実践のプロセスを編纂したコレクションである。
目次
1 太極拳とはなにか
2 ことの始まり
3 修行
4 陳家溝
5 レン・グゥアンイー
6 瞑想
7 太極拳とアート
8 ツアーと太極拳
9 人前でやる太極拳
10 達人
著者等紹介
リード,ルー[リード,ルー] [Reed,Lou]
1942年、ニューヨーク州ブルックリンに生まれる。65年に実験音楽の背景を持つ先鋭的なバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのシンガーとしてデビュー。72年に『ロックの幻想』でソロデビュー後も40年にわたるキャリアを築き、『トランスフォーマー』『コニー・アイランド・ベイビー』『ザ・レイヴン』などロック史に残るアルバムを発表した。オルタナティブな音楽性と陰翳に富む歌声、独特の詩世界は多くのファンを獲得している。2019年にフェイバー&フェイバー社から歌詞集『I’ll Be Your Mirror』が出版され、タイムズ紙の年間最優秀音楽書に選ばれている。ローリー・アンダーソンは1992年以来の伴侶。2013年に死去
アンダーソン,ローリー[アンダーソン,ローリー] [Anderson,Laurie]
1947年、シカゴに生まれる。ビジュアルアーティスト、作曲家、詩人、写真家、映画製作者、エレクトロニクスの達人、ボーカリスト、楽器奏者。80年に「オー・スーパーマン」でレコーディングキャリアをスタート。現在まで、描画、マルチメディアインスタレーション、パフォーマンス、拡張現実を使用した新しいプロジェクトを次々と発表している。2006年には夢をテーマにした『Night Life』を出版した。ルー・リードとは1992年から21年間をともに暮らす。ニューヨーク州在住
吉田俊太郎[ヨシダシュンタロウ]
翻訳家。訳書に『習得への情熱』『映画もまた編集である』(みすず書房)、『クリント・イースウッド』『クエンティン・タランティーノ』『ストーリーボードで学ぶ物語の組み立て方』(フィルムアート社)、『死の仕事師たち』(白揚社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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