男たちの知らない女〈1〉―ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの二つの生涯

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男たちの知らない女〈1〉―ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの二つの生涯

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  • サイズ B6変判/ページ数 444p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336077820
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

『愛はさだめ、さだめは死』『たったひとつの冴えたやりかた』などの名作で知られる伝説のSF作家ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、初の決定版伝記がついに登場。波乱に満ちたドラマチックな生涯を追った傑作ノンフィクション!2006年全米批評家協会賞、2007年ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。

目次

ティプトリーとはだれ?いかなる人物?
無垢な女冒険家
アフリカ(一九二一―二二年)
子供時代
家庭の食人種(一九二四―二五年)
有名人(一九二五―二八年)
女子校(一九二九―三〇年)
デュ・モーリアのヒロインのごとく(一九三一年)
野心(一九三一―三三年)
「彼女に普通の生活を送るよう説得するのは、とても不可能だとわかった」(一九三三―三四年)
愛のトラブル(一九三五―三六年)
セックスと議論(一九三六―四〇年)
戦争の熱気(一九四一―四二年)
デモイン駐屯地(一九四二―四三年)
ペンタゴンの地下で(一九四四年)
ティング(一九四五年)
地下に潜る(一九四六―四七年)
ニュージャージーで鶏の孵化場を経営する(一九四八―五二年)
諜報機関(一九五二―五五年)
失踪と帰還(一九五五年)
見ることを学ぶ(一九五六―五九年)
女性とともに(一九五〇年代)
博士号取得前奨学金第一〇九〇七番(一九六〇―六二年)
ネズミの科学(一九六三―六七年)

著者等紹介

フィリップス,ジュリー[フィリップス,ジュリー] [Phillips,Julie]
アメリカ、シアトル生まれ。伝記作家・評論家。文学・フェミニズムについて《ニューヨーカー》《ヴィレッジ・ヴォイス》《ミズ》をはじめとする多くの雑誌に寄稿。本書で2006年全米批評家協会賞のほか、ヒューゴー賞、ローカス賞など多数受賞

北川依子[キタガワヨリコ]
京都府生まれ。京都大学卒、博士(文学)。東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門はイギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

62
男性名で作品を発表していた女性SF作家、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの評伝。第二次大戦中に「陸軍婦人補助部隊」(Women’s Army Auxiliary Corps、略称:WAAC)という女性だけの組織に参加した際の、「女性の正当な権利」への戦いにうるっとくる。だが「指揮系統から退役軍人手当、医療制度にいたるまで、あらゆる官僚的制度面での混乱を引き起こした」ため、その組織は解体されてしまう。「1970年代、1500万人の陸軍の中で20万人のWAC隊員たちが担った役割など、ほぼ忘れられていた」。2026/03/26

とも

35
​ティプトリー評伝の上巻。誕生、アフリカ探検、巨大な母の影響、才色兼備で弾丸のような青年期。二度の結婚と、叶わなかった子を持つ望み。芸術家、批評家、軍隊、孵化場経営、CIA、さらには研究者(ネズミの研究!)へと職も転々とする。 これだけ濃密な人生を送っていながら、なんとまだ書いていない。作家になってすらいない。ティプトリー・ショックと呼ばれる出来事は起きていない。 彼女がティプトリーとなる動機と要素がこれでもかと提示され下巻へ。ただの伝記に収まらない濃密さ。ファンゆえの贔屓目かもしれないが面白すぎる。2026/03/19

ぐうぐう

31
SF作家であるジェイムズ・ティプトリー・ジュニアのことは、作品も含めてそれなりに知っているが、作家以前の、つまりはアリス・ブラッドリー・シェルドンについて知っていることはほとんどない。2巻に分けられている本評伝は、前半部分である今巻でアリスの半生が綴られ、後半にあたる次巻からはティプトリーと名乗り作家になって以降が描かれている。安易に想像するに作家になる以前の物語は、なってからのものに比べると退屈なのだろうとタカを括っていたが、なんのなんの、今巻には驚くほど興味深い事実と、(つづく)2026/04/20

くさてる

16
SF作家、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの伝記。上巻は、作家であり探検家であった母の影響のもと育ち、上流階級の女性として生活しつつもその枠に収まることのなかった時代まで。まだ作家として存在していない彼女の人生だが、背景の世相を丁寧に説明しているので、たぐいまれな女性の半生としても面白く読めた。下巻に進む。2026/05/13

maimai

7
凄い。感想は下巻読了後に。2026/05/04

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