内容説明
一代で世界的な会社を創った努力の人。
目次
めぐまれなかった子ども時代
一〇歳からの社会人生活
電気の時代をかけぬけて
「経営の神様」とよばれるまで
生活も人生も豊かにしたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
42
『鳴かずんば それもなおよし ホトトギス』(幸) 信長も秀吉も家康も(3人の句では)ホトトギスが鳴くことにこだわっている点では同じです。私はいつもなにかひとつのものにこだわっていてはうまくいかないと思っています。もしホトトギスが鳴かなければそれもなおよしとして姿を楽しむそれもいいじゃありませんか。(略) 見方を変えれば違った面が見えます。(本の締め括りより)/幸ちゃん好きだなぁー (コ)2014/04/15
たまきら
25
経営の神様、娘さんデビューです。名言集が日本の多くのおじさまに愛されているお方ですが、苦労されたんですねえ…。きちんと筋の通った経営理念。激動の時代を送ったからこその、弱者への視点。小さな国だからこそ労働者は本当に貴重なもの。娘は大きくなったとき、お金との関係をどう築けていけるかな?両親はどちらも上手ではないので、苦労かけるねえ…。2021/05/29
anco
8
松下幸之助のさらっとした伝記。会社組織や社会全般のいまではなく、将来や未来を考えて行動したことが、経営の神様とよばれる理由。人がよくないと思っているものでもそれにこだわるのではなく、見方を変えればちがった面を見ることができる。そういう素直な心が経営の基本。2017/12/27
kaharada
4
10才で親元離れるって大変なことだ。 自ら率先して作業に打ち込むことでチームの意気込みを高めるやり方を内線工事の仕事から身につけたこと。今ではなく将来や未来について語ること。 手作りでしかも一代で事業を大きくするってすごいなあ。2023/02/23
ビシャカナ
1
パナソニックの創業者として知っていたが、こうして生涯を追えば想像以上に波乱万丈で驚いた。貧しさから学校にも通えず丁稚奉公、それでも頭角を現して認められるが、時代の先を読んで電力会社に努めて一躍出世する。だが満足せずに独立。鍋で原料を煮込むような家内制手工業から諦めずにやがて大会社になる。新商品を生み出すアイデア、従業員を大事にして社会貢献もする理念で経営の神様と呼ばれるほどにもなる。モノが売れる景気よし、改善期間になる不景気よしという考えは斜陽の時代に通じるのだろうか、パナソニックはどうして落ちぶれた。2021/03/21