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出版社内容情報
昨日の自分から今日の自分へ、今日の自分から明日の自分へ。連歌のごとく紡がれる、横尾忠則の新たな創造の営み――連画。
瀬音をささやく小川のような、轟音をとどろかす瀑流のような、悠久の時をたたえる大河のような、間断なきその流れに、失われぬ童心をただよわせながら、未知の絵物語が展開する、極上のアートブック。
序文=建畠晢*2025年4月26日(土)より世田谷美術館で開催される展覧会「横尾忠則 連画の河」公式カタログ
【著者紹介】
横尾忠則
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し世界的に活躍する。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館での個展など海外での発表が多く国際的に高い評価を得ている。2000年以降も東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、東京国立博物館など国内の美術館で相次いで個展を開催。95年に毎日芸術賞、01年に紫綬褒章、06年に日本文化デザイン大賞、08年に『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、同年度朝日賞、14年に山名賞、15年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞、16年に『言葉を離れる』で第32回講談社エッセイ賞など、受賞・受章多数。20年に東京都名誉都民顕彰、23年に日本芸術院会員、文化功労者。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。2013年、香川県豊島に豊島横尾館開館。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
62
今日から世田谷美術館で開催されている「横尾忠則 連画の河」展の図録。実は昨日、内覧会があって、それに参加し、この図録も入手した。横尾忠則の新作64点が並ぶ。連歌のように繋がり描かれた絵。ご本人も、何かを計画して描いたものではなく、自然と手が動き筆に導かれるまま描いたという。今、88歳。開会式にもお見えになっていたが、まだまだ元気。ただ、耳も聞こえにくいし、目も見えづらい、五感がダメになって六感で描いていると言われていた。次から次へと現れる大きなキャンバスの絵から受けるエネルギーに圧倒された。2025/04/26