キネマと文人―『カリガリ博士』で読む日本近代文学

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キネマと文人―『カリガリ博士』で読む日本近代文学

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  • サイズ A5変判/ページ数 456p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336076939
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

パンデミックの時代、大震災の時代、革命と戦争の時代に、『カリガリ博士』は愛され、恐れられ、語り継がれた――近代日本の文学者は『カリガリ博士』の何に魅せられ、そこから何を汲みとったのか。日本のモダニズム、ミステリ・ジャンル、幻想とホラー、表現主義の受容、そしてこの百年の映画と文学の深い交渉について考察する。

装丁:岡本洋平(岡本デザイン室)



【著者紹介】

川崎賢子

1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。日本大学芸術学部芸術研究所研究員など。著書に『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『もう一人の彼女 李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ』『宝塚 変容を続ける「日本モダニズム」』など。

内容説明

パンデミックの時代、大震災の時代、革命と戦争の時代に、『カリガリ博士』は愛され、恐れられ、語り継がれた―。近代日本の文学者は『カリガリ博士』の何に魅せられ、そこから何を汲みとったのか。日本のモダニズム、ミステリ・ジャンル、幻想とホラー、表現主義の受容、そしてこの百年の映画と文学の深い交渉について考察する。

目次

序章 百家争鳴―『カリガリ博士』を愛した日本文学
第1章 佐藤春夫と『カリガリ博士』―「指紋」をクロースアップする
第2章 江戸川乱歩と『カリガリ博士』―恐怖のメディアとしてのパノラマ
第3章 谷崎潤一郎と『カリガリ博士』―映画哲学の挫折
第4章 内田百〓と『カリガリ博士』―パンデミックの恐怖と幻想
第5章 芥川龍之介と『カリガリ博士』―終焉の表現主義
第6章 夢野久作と『カリガリ博士』―「ドグラ・マグラ」の父
第7章 映画へ/映画から―尾崎翠の文学的転機
第8章 尾崎翠と映画の厚み
第9章 稲垣足穂―彗星と映画機械
終章 『カリガリ博士』の呪いと祝福

著者等紹介

川崎賢子[カワサキケンコ]
1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。日本大学芸術学部芸術研究所研究員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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HANA

59
第一次世界大戦後の混乱の最中のドイツで一本の映画が作られた。それが表現主義の名作『カリガリ博士』。本書はその映画が如何に対象の文豪たちに影響を与えたかを考察した一冊である。登場する文豪は谷崎、乱歩を始め百鬼園先生、龍之介、タルホと自分の好みばかりなので夢中になって読む。ただその批評自体は特にカリガリ博士に固執しているわけではなく、各作家における映画の影響といった趣が強い。カリガリ博士が出てくる部分と言えば、何時何処で見たかという記述くらいか。それでも当時最新の芸術であった活動写真の影響を面白く知れた。2024/12/16

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