感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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鈴木一誌との対談での山根貞男をして、今は「映画の中心」がない。本当にそうだと思う。「〇〇見た？」と人に聞いても見ていないことが多い（逆も然り）。映画好きの間でもこんな感じなのだから、時評というスタイルそのものが、あるゆる事物を瞬時に飲み込んでは吐き出す鯨のような現代のありようにはそぐわないのだろう。褒めるときも貶すときも全頁に苦闘が滲む。80-00年代とはまったく異なる汗なのだ。2025/03/01
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