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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りろ.
8
図書館本:スイス幻想民話集。グリムやアンデルセンなどは慣れ親しんでいるものだけど、このスイスのお話はほぼ全てがはじめまして。代々語り継がれてきた物語。作家モーリス・ゼルマッテンの母が昔話の語り手だったらしい。高い山、雪、宗教、貧しい生活、羊や山羊・牛の放牧、チーズ造り、幽霊、魔女、悪魔、奇跡。高地放牧地とかよく出てくる。牧童たちの頭(ボス)はチーズ造り。とても分厚い本で、2週間で読み切らなければいけないのがもったいなく感じてしまった。手許において、ちょこちょこと味わいたい本2025/11/27
氷沼
1
モーリス・ゼルマッテンという作家による、スイス・アルプスの村々を舞台に親から子へ、子から孫へと語り継がれてきた伝説を元に、生の世界と死の世界を行き交う者たちを描いた怪奇と幻想の渦巻く短編集。と、帯には謳われているが、怪奇味はあまり感じられず、キリスト教色の強いファンタジーといった感じか。 初耳の作家だが、スイスにはゼルマッテン広場というのがあるようなので、スイスではかなりの知名度なのだろう。 紙が、少し灰色が入ったような白で、たぶん普通の白ではない白だと思う。眩しくなくて読みやすい。2025/09/30
ゆーじん
0
作者の生まれ故郷であるスイスのいち地域で語られた民話を集めた本。日本でいうと、旅先の土産物屋でよくお目にかかる『◯◯県の民話集』みたいなものかしら。土地柄、キリスト教信仰に根付いた話が多い。だいたい不埒な行いをする村人が懲らしめられて終わる。でも訳者あとがきにもあるように、間抜けな悪魔や魂の救済を願ってさまよいでる亡霊といった、日本人でも親近感をおぼえる存在も多い。2026/05/19
深月水月
0
なんか……なんか語り口と言うか視点?が合わない。昔話みたいな完全な三人称での語りでもない、中途半端な一人称の語りがどうにも合わなかった残念。 モチーフ自体はとっても興味深かった。 貧しく厳しいアルプスでの暮らしにしっかり根付いたキリスト教という規範。その奥底に隠されているであろう土着の民話、フェアリーテイルがほんのり見えて、語り手の設定さえ違えば読めたと思う。残念。2024/12/07
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