出版社内容情報
※お届けは11月末~12月頭になりますことをご了承ください。
あのボルヘスをはじめボラーニュやタブッキなど、日本では澁澤龍彦や山尾悠子など世界中の多くの作家に多大な影響を与え続け、近年再評価がいよいよ高まる世界最高峰の幻想作家マルセル・シュオッブ。『マルセル・シュオッブ全集』(国書刊行会、2015年)が大変な話題となったが、本書はシュオッブの選りすぐりの名作20数編を収録し、入門書として最適な1冊となっている。
翻訳者は上田敏、堀口大学、渡辺一夫、日影丈吉、種村季弘、澁澤龍彥ほか空前絶後の豪華翻訳陣となる。渡辺一夫訳「架空の伝記」は今回はじめて単行本化され、他の作品も他ではなかなか読めない状況であるため、非常に貴重な内容である。また、ジョルジュ・バルビエやジョルジュ・ド・フール他の挿絵も多数収録する。
【著者紹介】
マルセル・シュオッブ
1867年生まれのフランスの作家。著作に「黄金仮面の王」「架空の伝記」「少年十字軍」「モネルの書」ほか。1905年没。『マルセル・シュオッブ全集』(国書刊行会、2015年)が刊行された際は大変な話題となり、高額本ながら増刷もして完売となる。本書の刊行に合わせ、『マルセル・シュオッブ全集』を再び増刷(11月30日完成予定)する。
澁澤龍彥
1928-1987年。フランス文学者、作家。代表作に『唐草物語』、『高丘親王航海記』、作品集成に「澁澤龍彥全集」、「澁澤龍彥翻訳全集」(共に河出書房新社)など。
礒崎純一
1959年生まれ。編集者。著書に『龍彥親王航海記』(白水社、読売文学賞受賞作)。共著に『古楽演奏の現在』、『古楽CD100ガイド』。
内容説明
初の単行本化となる渡辺一夫訳の『架空の伝記』をはじめ、上田敏、堀口大學、日夏耿之介、日影丈吉、澁澤龍彦、種村季弘ほか12人、空前絶後の豪華翻訳陣による絢爛たる幻想短篇集。バルビエ他の挿絵も多数収録。
感想・レビュー
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HANA
藤月はな(灯れ松明の火)
ゆう
rinakko
Mark.jr