感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もえ
21
紫式部と藤原道長の生涯を年代に沿って書かれており、合間に源氏物語を挟んで紹介している。著者は令和6年の大河ドラマが「光る君へ」と発表があった翌日に本書の執筆を依頼されたそうだ。紫式部と道長の交流と心情が物語を読むように描かれており、現在進行中の大河ドラマの主人公たちを思い浮かべながら楽しく読んでいった。紫式部と道長は大人の遊びとして恋の戯れの歌を詠みあっているが、決して道長の召人ではなかったというのが著者の説である。大河ドラマではソウルメイトという言葉を使っているが、まさにその通りの関係だったのだろう。2024/02/20
だてこ
8
今大河ドラマで題材となっている紫式部!誰かの女房役として宮仕えをしていたことしか知らなかったので、いろいろ勉強になった。源氏物語の内容も初めてここまで詳しく知った。紫式部は道長の娘の彰子の女房として宮仕えするんだね!大河ドラマでは道長と良い感じになってきてるけど、この二人が結ばれることはないんだろうし、どう描いていくのか楽しみ。紫式部と彰子との絆の強さに感動。清少納言とは宮仕えの時期は被ってなかった様子。まぁこの時代のことってどこまで正確に分かっているのか不明だけど。大河ドラマがより楽しみになりました。2024/02/25
ときわ
8
この手の本を最近読み過ぎて、知らなかったなあ!という事が無かったのは残念。紫式部と道長と源氏物語をいい具合に混ぜて語っているので分かりやすい。宇治十帖を書くあたりはだいぶ著者の想像が入っている感じ。でもそういう事なら本編とのテイストの違いも納得できるし、今までもそういう説は聞いているのでたぶんありだな。真面目で地味な一冊。2024/02/13
takachanalohaalways
0
光る君へと見ていて紫式部関連本が読みたくなり購入。源氏物語と紫式部の人生が交差しながら進む。とても良かった。タイトルが地味でもったいないなと思う。2025/01/16
ドロンジョ
0
紫式部の半生2024/05/01
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- 映画論叢 〈68〉