出版社内容情報
●日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーターである和田誠の、映画にまつわる仕事を余すところなくオールカラーで集大成!
●これまでまとめて紹介されることのなかった類書のない内容。
●村上春樹や長谷川隆(脚本家)によるエッセイも収録。
日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーターであり、さらにはエッセイスト・映画監督・作曲家として多彩な顔を持つ、和田誠(1936~2019)。世代を問わず日本中にファンを持つ彼の作品は誰もが一度は見たことがあるであろう。そんな和田誠にとって、映画は人生の友であり、創造の泉であった。
本書では、和田誠にとって非常に重要な「映画」にまつわる仕事を貴重な資料と懇切丁寧な解説を通して余すところなく紹介する史上初のオールカラー書籍となる。収録される作品の多くは和田誠が実際に描いたポスター原画など非常に貴重なものであり、また監督した映画作品については収録する脚本や絵コンテなどのほぼすべてが実際の撮影現場で使用されたもので、初公開となるものも数多く収録する。さらに、和田誠と深い親交のあった村上春樹や監督作の共同脚本家である長谷川隆によるエッセイも収録する。
和田誠は、その博覧強記ぶりにもかかわらず、自身は「映画監督」でも「映画評論家」でもなく常に“映画ファン”を自称していた。本書は、日本が生んだ最高級のグラフィックデザイナーにして映画ファンの限りない映画愛を感じ取れる、類書のない内容である。
【著者紹介】
国立映画アーカイブ
映画フィルムや映画関連資料を広く収集し、その保存・研究・公開を通して映画文化の振興をはかる日本で唯一の国立映画機関。1952年に設置された国立近代美術館の映画事業(フィルム・ライブラリー)に始まり、1970年の東京国立近代美術館フィルムセンター開館とその後の活動を経て、2018年、独立行政法人国立美術館の6番目の館として設立された。1995年には建物をリニューアルし現在に至る。
内容説明
日本を代表するグラフィックデザイナー・イラストレーター、そして映画監督としても活躍した和田誠。その生涯を通して創造の泉であり、人生の友であった「映画」にまつわる、知った・描いた・語った・集めた・撮った仕事を余すところなく紹介。
目次
第1章 映画を知った
第2章 映画を描いた
第3章 映画を語った
第4章 映画を集めた
第5章 映画を撮った
和田誠と映画音楽
『和田誠 映画の仕事』に寄せて(長谷川/隆)
図版一覧
感想・レビュー
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keroppi
ぐうぐう
斉藤フィオナ
kaz