内容説明
アメリカで最高のマンガの教科書。技法から理論まで、誰も教えてくれなかったマンガの秘密、考え方がわかる。マンガはもちろん、アニメ、映画などビジュアル表現を学ぶ人におすすめ。忘れられないキャラクターを作る、ストーリーを伝える、最高の瞬間を見つける、プロのように画と言葉をマッチさせるetc.…。
目次
第1章 絵を使って書く
第2章 人のためのストーリー
第3章 ことばの力
第4章 世界の構築
第5章 道具・テクニック・テクノロジー
第6章 マンガ界での居場所
第7章 マンガを作る
著者等紹介
マクラウド,スコット[マクラウド,スコット] [McCloud,Scott]
アメリカのマンガ家。アメリカで最も権威あるマンガ賞であるアイズナー賞の殿堂入りを果たしている
須川宗純[スガワソウジュン]
編集者・翻訳者・自由研究家。アメリカンコミックス史、香港歌謡史・映画史、インド映画音楽史などを対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緑虫@漫画
1
★★★★☆ 漫画論の本なのだが、表現論からジャンル論まで広範に実作者の目線で取り上げられているのだが、バランスよくすっきりまとまっていてグッド。何より素晴らしいのが註を除いたほぼ全編が漫画であること。本書自体が本書で説かれる制作論の実例になっているという訳です。描かれてないことを含めてメタ読みをする余地がめちゃくちゃあって大変な1冊です。2024/06/10
たくさん
1
普段何気に読んでいるマンガも、読み進めていくうちに、 考えつくされた分野の技法の一部がふんだんに使われていることに気づく。この漫画そのものをおんなじものをトレスするだけでも事前事後違いすぎるだろう。そして読み手への表現の技術でここまでのもの、この解りやすさにならないだろう。マンガ描かないから私の読む本じゃない、と思うのはもったいない。よくマンガを読む人にこそ、作者と仲良くなれるほどの感受性を深れる本でした。素直にとてもこの本は素晴らしい本だと思います。すごい。#NetGalleyJP2024/01/28
たけし
0
本書を読んでマンガ学も合わせて読もうと思った。2024/11/27