出版社内容情報
泉鏡花生誕150周年記念出版!!
神秘と蠱惑の桃源魔界を描いた、天才泉鏡花の華麗なる幻想世界に、鬼才の絵師中川学が挑む!!
本書は、斬新な和ポップの画風で人気を誇る中川学が泉鏡花の最高傑作「龍潭譚」をオールカラーで絵本化したものである。その作品世界は子供から大人までが楽しめる不思議な絵物語の世界は多くの人を魅了し、これまで小社では中学校教材としても使用された『化鳥』(978-4-336-05544-6)、『英語版 化鳥』(978-4-336-06208-6)、『朱日記』(978-4-336-05891-1)を刊行し、好評を博した。
泉鏡花の最高傑作を絵本化した本作は、中川学にとっても集大成といえる作品となっており、幅広い年齢層にとって広く読まれることが期待される。
《昭和のはじめ、数多の鏡花本装幀に貢献した小村雪岱のそれに勝るとも劣らない、「令和の鏡花絵師」としての中川学の真価が、このたびの「龍潭譚」復刊によって、より多くの人々の耳目を集めるだろうことを、私は信じて疑わないのである。》(東雅夫・解説より)
【著者紹介1】
泉鏡花
1873-1939年。小説家。代表作に「高野聖」「草迷宮」「歌行燈」ほか。
【著者紹介2】
中川学
イラストレーター、僧侶。1966年、京都の浄土宗西山禅林寺派のお寺に生まれる。お寺をアトリエに描きだす“和ポップ”なイラストレーションは国内外で定評があり、数々の書籍の装幀画や挿絵に作品を提供している。また世界20カ国以上で読まれているロンドン発の情報誌『MONOCLE』や、ドイツの著名美術系出版社『TASCHEN』が発行する世界のイラストレーター特集に掲載されるなど、世界へと活躍の場を広げている。著作に「1年に1度のアイスクリーム」「HAPPY BIRTHDAY MrB!」ほか。
【著者紹介3】
東雅夫
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川学芸出版、日本推理作家協会賞受賞)、『文学の極意は怪談である』(筑摩書房)、編著に『文豪てのひら怪談』(ポプラ文庫)、共著に『日本幻想作家事典』(国書刊行会)、『響鬼探究』(国書刊行会)ほか多数。
感想・レビュー
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