PHP新書
日本人が知らない世界の歩き方

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  • サイズ B40判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569657837
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

50年間、各国を旅してきた作家の世界の見方。

生と死、貧しさ、自然の威力、人生というもの……50年にわたって世界中を旅し、その情景を描いてきた作家の鋭くも温かい眼差しの数々。

すこしだけ目線を変えれば、人生の苦楽も違って見える。

▼不条理や裏切り、社会の嘘や戦争の悲惨、女の虚栄心に男の支配欲……実際に世界を歩けば、この世は「ろくでもないこと」ばかり。しかし、そこにこそ人間の真実がある。だから、おもしろい。

▼「外人嫌いはあって当然」「暑くて泳げない国がある」「いざとなると力しか解決の方法がない」――。

▼作家として、日本財団会長(当時)として、クリスチャンとして、世界の果てまで旅した著者だから語れる深遠な言葉の数々。ガイドブックには書いていない粋な旅。目線を変えるだけで、日本人として凝り固まっていた頭がやわらかくなる!


[内容紹介]第一章 アジア―人間の「ろくでもない強さ」/第二章 ヨーロッパ―「それが人生」/第三章 アメリカ―どうでもいい素顔/第四章 南米―金と愛、そして子供/第五章 アフリカ―自然の威力、人間の無力/第六章 アラブとユダヤ―健康的な闘争

●第一章 アジア―人間の「ろくでもない強さ」 
●第二章 ヨーロッパ―「それが人生」 
●第三章 アメリカ―どうでもいい素顔 
●第四章 南米―金と愛、そして子供 
●第五章 アフリカ―自然の威力、人間の無力 
●第六章 アラブとユダヤ―健康的な闘争 
●総括 世界を歩くということ

内容説明

不条理や裏切り、社会の嘘や戦争の悲惨、女の虚栄心に男の支配欲…実際に世界を歩けば、この世は「ろくでもないこと」ばかり。しかし、そこにこそ人間の真実がある。だから、おもしろい。「外人嫌いはあって当然」「暑くて泳げない国がある」「いざとなると力しか解決の方法がない」―。作家として、日本財団会長(当時)として、クリスチャンとして、世界の果てまで旅した著者だから語れる深遠な言葉の数々。ガイドブックには書いていない粋な旅。目線を変えるだけで、日本人として凝り固まっていた頭がやわらかくなる。

目次

第1章 アジア―人間の「ろくでもない強さ」
第2章 ヨーロッパ―「それが人生」
第3章 アメリカ―どうでもいい素顔
第4章 南米―金と愛、そして子供
第5章 アフリカ―自然の威力、人間の無力
第6章 アラブとユダヤ―健康的な闘争
総括 世界を歩くということ

著者等紹介

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京都生まれ。聖心女子大学英文科卒業。53年作家の三浦朱門氏と結婚し、翌年「遠来の客たち」が芥川賞候補となり文壇デビュー。以来、人間の罪と欲望、信仰、家族、老い、教育など幅広い分野で小説やエッセイを発表。その一方で各種審議会委員や、95年12月より2005年6月まで日本財団の会長を務めるなど精力的な社会活動を展開している。79年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章、93年日本芸術院賞・恩賜賞、97年海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞、98年財界賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

肉尊

6
ハンディキャップを持った子どもを教会に連れていったときにドイツ人の青年が「こういう人たちを連れてきてくれてありがとう」と言った。宗教的な考えも影響しているかもしれないが、自然とこういう言葉が出てくるってとても素敵なことだと思う。曽根さんが世界を訪れ感じたエッセンスを追体験できる一冊です。2018/03/24

slow_life

5
友人紹介本。曽野綾子さんといえば、遠藤周作氏のエッセイによく登場する三浦朱門氏の奥様という印象のみだった。慈善活動団体の代表として援助金の使われ方を調査するために世界をめぐった記録。彼女の各著書より抜粋したものなので統一感がないが各セクションのタイトルが読書欲を高める。アフリカやアラブにいってみたくなる。自分の視野はまだまだせまい。2012/06/23

シサキ

3
読んでて「面白い!」となる書き方ではないけど、所々考えさせられる一言がある。■深刻な電力不足を解消するために、環境よりも「まず生きる道を選んだんですよ」 ■日本の安全は国連軍に守ってもらえばいい、などと子供のようなことを言った学者が日本にはいたが/誰も、軍備に金を割きたくはない。誰も軍事的な戦闘で命を落としたくはない。しかし現実はそうするしかないのである。 ■私たちはすべてのこたから学べる。悪からも善からも、実からも虚からもおそらく学べる。狭い見方が敵なのだろう。2011/01/24

なが

3
「外人嫌い(クセノフォビア)というものは、むしろあって当然と思う。そのようにして自他の立っている基盤の違いを自覚することがむしろ文化というものだからである。」「聖ラザロ村のシスターが用意するほんもののプルコギを食べなさい」「あなたが三人ずつ見えた」あたりの項目が好き。偏見を持つことと自分なりの見方を自覚すること、また、偏見を持たないことと何を見ても思考を発展させないことはぜんぜんまったく違う。てことを意識していたい。2015/05/11

shimano

3
外国について、これまでに書かれたものから抜粋、地域ごとにまとめた本です。土地の空気が感じられ旅情を誘われました。 項目ごとに出典が書かれているのですが、初出年もあればもっと良かったと思います。2010/02/27

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