内容説明
バングラデシュ、ブータン、中国、ミャンマーに囲まれ、さまざまな文化や慣習が隣り合うヒマラヤの辺境。きわ立ってユニークなインド北東部から届いた、むかし霊たちが存在した頃のように語られる現代の寓話。女性たちが、物語の力をとりもどし、自分たちの物語を語りはじめる。
目次
ナガランド州からの文学作品(丘に家が生えるところ(エミセンラ・ジャミール)
語り部(エミセンラ・ジャミール) ほか)
アルナチャル・プラデーシュ州からの文学作品(夜と私(ネリー・N.マンプーン)
消された炎(レキ・スンゴン) ほか)
ミゾラム州からの文学作品(書くこと(バビー・レミ)
まだ見ぬ肖像画(シンディ・ゾタンプイ・トゥラウ))
マニプール州からの文学作品(台所仕事(チョンタム・ジャミニ・デヴィ)
夫の子(ハオバム・サティヤバティ) ほか)
著者等紹介
ブタリア,ウルワシ[ブタリア,ウルワシ] [Butalia,Urvashi]
インドを代表する女性知識人として国内外で知られる。デリー大学で英文学、ロンドン大学で南アジア研究の修士号を取得。英セイジ社に編集者として勤務した後、インドに帰国。1975年世界女性年や1977年のインドの民主化運動で女性運動に関わり、1983年にインド初のフェミニスト出版社、カーリー出版を設立。デリー大学など複数の大学で教鞭を執るほか、講演やメディアでの活動を続けている。著書『沈黙の向こう側』(1998年、邦訳明石書店)が多数の言語に翻訳され各国の賞を受賞。2011年、インドの国民栄誉賞であるパドマ・シュリー賞を受賞
中村唯[ナカムラユイ]
笹川平和財団アジア・イスラム事業グループ主任研究員。タイの新聞社、国際交流基金バンコク日本文化センター勤務などを得て、財団、シンクタンク、国際協力機構(JICA)にて、南アジアの地域開発や人材育成に関わり、2015年9月から現職。インパール平和資料館、インド北東部視聴覚アーカイブの設立など、インド北東部を中心にインド事業を担当。タイ国立カセサート大学、英サセックス大学開発所修了。インドの社会起業家、ジェンダーや女性支援に関するエッセイや論文など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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