内容説明
コナン・ドイルがとりこになった!英国ヴィクトリア期に黄金時代を迎え、J.B.ラインの超心理学へ。驚異の霊媒と科学的分析の相克に、新しい可能性の扉が開く―。ハイズヴィル事件からはじまる170年超の歴史を繙く決定版。
目次
第1章 ハイズヴィル事件とその波紋
第2章 ハイズヴィルに至る道のり
第3章 心霊研究の黄金時代1―霊能者の活躍
第4章 心霊研究の黄金時代2―霊能者たちvs.研究者たち
第5章 心霊研究後期―英国以外の研究者たちとその成果
第6章 スピリチュアリズムの発展と挫折
第7章 超心理学の時代
第8章 日本の事情
付録 降霊会レポート
著者等紹介
三浦清宏[ミウラキヨヒロ]
1930年北海道室蘭生まれ。小説家、心霊研究家。東京大学文学部英文学科を中退し渡米、アイオワ大学ポエトリー・ワークショップ修了。留学中に小島信夫の知遇を得る。1967‐2001年明治大学工学部(英語)助教授・教授。1978年から1年間英国でスピリチュアリズムを研究。1988年『長男の出家』で芥川龍之介賞受賞、2006年『海洞』で日本文芸大賞受賞。1991‐99年、2021年~日本心霊科学協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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timeturner
2
体系的にまとめてあるし必要な事は網羅されているので資料として淡々と読めばいいのだろうけど、深く信じている人の思いがたまに漏れていてちょっと怖い。『イギリスの霧の中へ―心霊体験紀行』の時はまだ懐疑的な面もあったんだけどなあ。2023/11/08
くり坊
1
第8章に「日本の事情」とあり、その最初が「心霊研究後進国‐平田篤胤から福来良友吉の登場まで‐」と題されており「福来以後‐戦後日本の超心理学」と続いていく。昨今「スピリチュアル系」という言葉を耳にするが、本書は「スピリチュアリズム(超心理学)」の歴史について書かれた1冊なので、お間違いのないように...。2023/05/06
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