内容説明
パールハーバー攻撃により、孤立主義の眠りから覚めたアメリカ。フランクリン・ローズヴェルト大統領は、来るべき戦争において自らとともに国家の舵取りを担う、リンカーンの時代以来最高の「ライヴァルたちのチーム」を結成すべく、ヘンリー・スティムソン陸軍長官、アーネスト・キング提督、ジョージ・マーシャル将軍に白羽の矢を立てた―『ニューヨーク・タイムズ』紙ベストセラーの著者が、ローズヴェルト大統領の軍事指導者たちの実像と、大統領の権力の裏側を活写した、迫真の記録。
目次
第1部 参戦への道 一九四〇~一九四一(「新しい破壊力」;三分間;「短剣を携えた手」;「少数派ではあっても良い方のローズヴェルトを」;ニューディール戦争;「一の五〇の八」;ガーデンホースのたとえ話;戦争に近づく;物乞いの宴会;保守派の最後の抵抗;巳年;機動部隊)
第2部 ニュードクター 一九四二~一九四五(アリ塚を蹴散らす;「彼らを助けるために最善を尽くせ」;「O.K.F.D.R.」;「人は死ななくてはならないときがある」;「戦時には法は口を閉ざす」;深みにはまる;サメとライオン;「ゆがんだ科学のひらめき」;ミッドウェーの栄光;「やけどした子供は火を恐れる」;統合参謀本部議長;ウォッチタワー作戦;ガードルとビールとコーヒー;悪魔の橋;「ハリウッドと聖書」;「強烈な個性と個性の戦い」)
著者等紹介
ジョーダン,ジョナサン・W.[ジョーダン,ジョナサンW.] [Jordan,Jonathan W.]
ジョージア州サヴァンナに生まれる。父親は、ヴェトナム戦争当時、空輸軍団に所属しC‐141スターリフター軍用輸送機に搭乗した。1976年までは、ニュージャージー州、オハイオ州およびフィリピンで過ごす。アラバマ州バーミンガムのサムフォード大学で会計学、テネシー州ナッシュヴィルのヴァンダービルト大学で法学の学位を取得。テキサス州で9年間法律事務所を開業したのち、現在はジョージア州のマリエッタに住む。アトランタに本拠地を置く国際企業法律事務所であるキング・アンド・スポルディングの法律顧問
中沢志保[ナカザワシホ]
1955年長野県生まれ。津田塾大学大学院国際関係学研究科博士後期課程修了。博士(国際関係学)。現在、文化学園大学国際文化学部教授。専攻、国際関係学・国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ワッキー提督
junkoda