内容説明
映画『霧の波止場』の原作として名高い、ニヒルな傑作長編『夜霧の河岸』。久生十蘭が『金狼』の下敷きにした、パリの幻影の夜をめぐる暗黒小説『真夜中の伝統』。港町の娼家が舞台となる珠玉の推理短編『赤線地区』。3編すべてが初訳。本邦初の3冊本選集がついに完結!!
著者等紹介
渋谷豊[シブヤユタカ]
1968年生まれ。信州大学人文学部教授。パリ第四大学文学博士
昼間賢[ヒルマケン]
1971年生まれ。フランス文学者。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。東京理科大学教養教育研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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