TARJEI VESAAS Collection<br> 氷の城

個数:
電子版価格
¥2,534
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

TARJEI VESAAS Collection
氷の城

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月01日 01時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336072504
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0097

内容説明

ノルウェーの雪に閉ざされた田舎町。ある時、11歳の少女シスが通う学校に、同じ年の少女ウンが転入してくる。ふたりは探り合うように距離を縮め、まもなく運命的な絆で結ばれるが、ウンは森深くの滝の麓につくられた神秘的な“氷の城”へ行ったきり、姿を消してしまう…特別な関係、孤独、喪失からの回復を、凛とした文体で幻想的かつ象徴的に描き上げたヴェーソスの代表作。1965年度北欧理事会文学賞受賞作。

著者等紹介

ヴェーソス,タリアイ[ヴェーソス,タリアイ] [Vesaas,Tarjei]
20世紀ノルウェー文学を代表する作家・詩人。1897年、テーレマルク県ヴィニエ生まれ。主にノルウェーの自然豊かな田舎を舞台に、孤独や不安といった、根源的で普遍的な人間の感情を平易な文体で描き、独特な神秘の世界へと誘う作品を手掛ける。北欧理事会文学賞、ヴェニス国際文学賞などの数々の文学賞を受賞し、ノーベル文学賞候補に幾度もノミネートされた。1970年逝去

朝田千惠[アサダチエ]
大阪大学外国語学部非常勤講師(ノルウェー語)、翻訳者。大阪外国語大学(スウェーデン語)卒、大阪大学大学院人間科学研究科(ボランティア人間科学)前期課程修了

ペータス,アンネ・ランデ[ペータス,アンネランデ] [Peters,Anne Lande]
演劇研究家、翻訳家。神戸生まれ。宣教師の親とともに幼い頃から日本とノルウェーを往来して育つ。オスロ大学と早稲田大学で演劇学を学び、落語をテーマに修士論文を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

71
事前に情報がなかった為に1963年の作品だとは思いませんでした。読んでいる最中はどうしても悲しさが胸の奥で疼いてしまっていたけれど、シスが立ち直るのと同時に私も少し心が晴れました。ウンが居なくなってしまいシスの悲しみは想像を超えるものであったと思います。それでもウンのおばさんによってシスも段々と元のシスに戻る段階は読んでいても涙ぐましかった。また、舞台となるノルウェーほどではないにしろ私の住む札幌でも寒さに対する知識はある為に滝が凍って「氷の城」になっている様は容易に想像出来たのも良かったと思います。2022/07/21

帽子を編みます

48
ノルウェーを代表する作家です。二人の少女をめぐる出来事、途中までは超自然的なことが起こり氷の宮殿に囚われた少女が助かるのではと思っていました。いいえ、これは淡々としたノベル、劇的な出来事は起こらず終わります。少女期の過敏ともいえる繊細な心を思い出します、好きな子に声をかけるのも一苦労、ようやく家に招いたのに次の日にはどうしても顔を会わせられない。彼女の「あのこと」は死を願うことだと思いました、口に出すのは憚られるけどうっすらと希う気持ち。透明な氷の城、この圧倒的な存在感。胸に何かを残して本を閉じました。2024/11/17

くさてる

30
20世紀のノルウェー文学を代表する作家による63年の作品。少女ふたりの出会いと別れ、そこからの再生という流れなのだと思うけれど、正直言って、文化的にも心情的にもよく分からなかったり感情移入しにくいところも多く、だからこそ良かったという新鮮な感想を持った。分からないはずなのに、ノルウェーの冬の鮮烈なイメージと、こどもたちの凛とした心情の美しさがいつまでも心に残る。解説が内容の理解を助けてくれて良かったです。2022/07/26

ykshzk(虎猫図案房)

27
1963年の作品。今、再評価が進んでいるというノルウェーの作家の小説。学校の先生や、子どもと関わりを持つ多くのひとに読んでもらいたい。潮が自然と満ち引きするように、子どもの心には潮時というものがちゃんとあって、周りが無理に押したり引いたりすることで、それは狂ってしまう。深い絆が芽生えかけた友を失い、周囲との関わりに変化が生じた主人公に対する、クラスメイト達、親、先生の忍耐と愛のある距離感が実によかった。そんな周囲の眼差しと、自然の変化によって主人公の心は戻っていく。冬に出来た氷の城が春に瓦解するように。 2022/11/10

花林糖

26
図書館本。ノルウェーの極寒の冬、11歳のシスと転校生のウン。二人の少女が中心に動く物語。二人が仲良くなった翌日ウンが行方不明に。美しい文章と幻想的なノルウェーの冬の世界、少女達の心の動き、先も気になり殆ど一気読みでした。物語に登場する美しい氷の城を見てみたいです。2022/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19541381
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品