内容説明
「あらゆる時代わ通じて最も偉大な科学的探偵」ソーンダイク博士シリーズの中短篇全42作品を完全新訳、初出誌等から貴重な挿絵・図版を収載した決定版全集。第一巻は、密室トリックで有名な「アルミニウムの短剣」など8篇を収めた記念すべき第一短篇集『ジョン・ソーンダイクの事件記録』(1909)と、「オスカー・ブロドスキー事件」をはじめとする、犯人視点で語られた犯行が探偵の捜査と推理により解明される過程を描く“倒叙”形式の発明で、ミステリ史に不滅の輝きを放つ『歌う骨』(1912)。里程標的短篇集リスト“クイーンの定員”にも選ばれた二冊を収録。付録エッセー「ソーンダイク博士をご紹介」。
著者等紹介
フリーマン,R.オースティン[フリーマン,R.オースティン] [Freeman,Richard Austin]
1862年、ロンドンのソーホーに生まれる。ミドルセックス病院付属医科大学で医師資格を取得。黄金海岸(現ガーナ)に植民地付医師補として赴任中に黒水病で倒れ、帰国後も後遺症に悩まされる。友人医師との合作でクリフォード・アシュダウン名義による怪盗ロムニー・プリングル物の短篇を雑誌に発表、好評を得たのを機に専業作家となる。当時最新の科学知識や実験器具を駆使したソーンダイク探偵譚は人気を博し、シャーロック・ホームズ最大のライヴァルと目された。1920年代に入ると長篇中心に移行し、英国探偵小説界の巨匠として長く活躍を続けた。1943年死去
渕上痩平[フチガミソウヘイ]
英米文学翻訳家・海外ミステリ研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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