内容説明
ヴィジョン・イン・モーションとは同時に把握することである。同時把握は創造的な行為―見ること、感じること、考えることを相互関係のなかで行うのであって、別々の現象の連続として行うのではない。それは即座に個々の要素を統合し、統一のとれた全体へと変える―メディア・アートの先駆者の教育者としての思想的営為が凝縮した遺作にして主著。
目次
1 状況の分析(矛盾;不可譲の権利 ほか)
2 アプローチの新たな方法―生活のためのデザイン(原理;関係の質 ほか)
3 新しい教育―有機的アプローチ(概略(背景:バウハウス;基礎課程(ベーシック・コース) ほか)
統合―諸芸術(絵画;写真 ほか))
4 提案(若者だけ?;社会的デザインの議会)
著者等紹介
井口壽乃[イグチトシノ]
1959年静岡県生まれ。埼玉大学人文社会科学研究科教授。ハンガリー科学アカデミー美術史研究所留学(1993‐95年)。1996年筑波大学大学院博士課程修了、博士(芸術学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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