内容説明
シェイクスピアを凌駕するほどの技法を披露し、17世紀のバロック演劇に華をそえたカルデロン。広大無辺な想像のキャンヴァスに、聖と俗の劇世界を洗練された筆致で描出し、バロック演劇に特有の鮮やかなコントラストが織りなす百花繚乱の劇空間を創出した、カルデロン独特の劇芸術の神髄に迫る!
目次
1 十七世紀のスペイン演劇
2 カルデロンの劇芸術
3 名誉劇―名誉・嫉妬・復讐
4 “マントと剣”の喜劇
5 人生の糸
6 宗教劇―カトリック信仰の強化
7 歴史的背景
8 聖体劇
著者等紹介
佐竹謙一[サタケケンイチ]
アメリカ・イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。南山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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